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章大said
会見が終わって数日がたち
なぜか大倉は寝てる時間が長くなった。
抗がん剤の副作用で疲れてるんやとは思うけど、
副作用は会見前と変わっていない。
聞いてみよっかな…
ちょうど大倉がふぁ〜と言いながら起きた

章「なぁ大倉?」

忠「ん?」

章「最近なんで寝てばっかなん?」

忠「あっごめん…」

章「や、ええねんけど…気になって」

忠「夢…見るんよ。夢の中には景色があって
みんなの顔も見える。やからな…」

章「今日も夢見たん?」

忠「見たで。」

章「どんな内容やったん?」

そう聞いた途端大倉の顔が強ばったのが分かった。

忠「…秘密やな。」

章「えー教えてくれてもええやん」

忠「いやや!絶対いや!」

顔が強ばってたのと、長めの沈黙に違和感を覚えた。
だけど、本人が言いたないなら、
無理して言わせるんもどうかと思うし…
そっとしておくことにした。

忠「…俺死ぬんかな…」

章「へっ?」

忠「あっ…なんでもない。」

章「大丈夫。大倉は死なん。」

忠「聞こえてたん?もうなんやねん…」

章「俺が傍におるから。」

忠「うん。ありがと。」

章「おっおくら〜おっおくま〜
おっきいおっきいおおっくら〜
強くて優しいおおっくま〜」

忠「ハハッなにそれ〜変やで?」

やっと大倉が笑ってくれた

章「あっ、笑った!ええやん。
変な歌ですいませんねーだ!」

忠「変な歌や。ほんまに変な歌。」

章「もー!失礼や!そんな何回も言わんでもええやん」

忠「でも…ありがとう。」

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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