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亮said


章ちゃんが昨日、
明日は来れない
って言っとったから、
俺は今とある作戦を考えている。
心配やし、暇やし。何より会いたい。
まだまともに話も出来てへんから、
今日がチャンスやねん。
大倉の顔を見て話がしたい。
なんでかはよう分からんけど
今なら大丈夫な気がすんねんな。

昼食が終わっていよいよ作戦実行の時。
そっとドアを開けて
周りに人がいないことを確認する。
急いで大倉の病室へ行った。

ーガラガラガラガラ
入ってすぐに見たのは
抗がん剤に苦しんでいる大倉の姿。

亮「大倉!大丈夫か?」

忠「えっ?亮ちゃん?」

大倉は前よりもはるかにやせ細っとった。
それが病気のつらさを表しているようで
とても見ていられへんかった。

とにかく少しでも大倉に楽になって欲しくて
大倉の担当医の先生を呼んだ。

そこから注意されながらも
結局かなり長いこと大倉と一緒にいた。
大倉は薬が効いたのかだいぶ楽そうだった。

亮「大倉、この前はごめんな。」

忠「ええよ。あっそうや、お土産ありがとうな。」

亮「これからもお見舞い来てええかな?」

忠「うん。ありがとう。でも、無理したらあかんで。」

亮「毎日でも来てまうわ。すぐ退院するからな。」

忠「ヘヘッ楽しみにしてるな。」


病室に戻ってから村上くんから電話が来た。

信「亮、大丈夫か?ていうか何してんねん。

めっさ心配してんからな。」

亮「ごめんなさい…」

信「ええよ。なんともなかったか?」

亮「うん。」

信「なら良かった。はよ退院しような?」

亮「がんばるな。俺毎日大倉のとこ行きたいっす。」

信「ほな、一緒にな?一人で行ったらあかんで。」

亮「ほんま?やったー!」


ーーー作者よりーーーーーー
あけましておめでとうございます!
更新遅くなってすみません。
さっき珍百景でエイトのタオルをかけてて、
テンション上がってました(笑)
今年も更新は遅めかもですが、
頑張るのでよろしくお願いします。

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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