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忠義said


ヤスの前では来てくれた嬉しさもあって
明るくできたんやけど、
1人になると
やっぱ抗がん剤のことが頭から離れへんねん。
もう抗がん剤が始まるまで時間が無い。
怖い…とにかく怖い
ヤス…来て…怖い…
暗闇に一人閉じ込められているみたいで
恐怖に耐えられなかった。

忠「ヤス…」

呟いてもヤスは来てくれな…

ーガラガラガラガラ

章「ハァハァ大倉!大丈夫か?」

彼はヒーローなのかもしれない。
助けを呼んだらすぐに来てくれた。
そう思うと少しおかしくなって笑えてきた。

章「せっかく亮のことから走ってきたのに

なんで笑ってるん?そんなんやったら俺帰るで?」

忠「走ったらあかんやん。ここ病院やで?」

章「ええの!ごめんね!でもしゃーないやん。

亮と大倉の病室結構離れてるんやで?」

忠「フフッありがとう」

章「大倉変なの〜なーんてねヘヘッ」

忠「ヤスの方が変やよ?」

章「今なんて言った?ん?」

忠「もう…でも、元気出た。」

章「改めて言われると恥ずかしいな…」

忠「ヤス…ここにいてくれへん?」

章「うん。そのつもりやよ。

亮に大倉のとこ行って、

大倉を励ましてあげてって言われてん。

亮も大倉のことちゃんと分かってるで?」

忠「そんなん、言われんでも分かっとるよ。」


ーガラガラガラガラ

医「大倉さん、

そろそろ抗がん剤投与していきましょう。

副作用もある程度薬で抑えられるので、

いつでも呼んでください。」

忠「はい」

こうして、俺に抗がん剤が繋がれた。
つまり、抗がん剤治療が始まった。

怖いけど、
隣にはずっと手を握ってくれているヤスがいる。
だから、少しだけど安心できた。

章「辛なったらいつでも言うてな?」

章「大丈夫か?何ともないか?」

章「ここにおるからな?」

これを1分に何回言われることか…笑

とりあえず…今だけかもしれないけど、
神様…俺はまだ、笑えています。
仲間が隣にいてくれます。
だから、大丈夫です。
俺はまだ、生きていけます。

どんなことにも耐えるから…
もう一度、eighterの前に、
関ジャニ∞として、みんなで、立ちたいです。
まだ…俺は関ジャニ∞でいていいですか?

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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