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亮said
章ちゃんがすごい笑顔で帰ってきた。
章「亮、大倉がお返事くれたで?」
亮「えっ?ほんま?
あっ、手紙ちゃんと最後まで読んでくれた?」
章「もう!あんなこと書かんでええの!」
亮「で、手紙見して?」
章「はーい」
亮ちゃんへ
お手紙ありがとう。
俺は亮ちゃんのこと嫌いやないよ。むしろ大好き。
だから、安心してね。
お見舞い来てくれた時とても嬉しかった。
だからたくさん喋っちゃって、
なかなか気づけずにごめんね。
時間がかかってもいいから、また会おうね。
ずっと待ってる。ずっとは無理かもやけど。
まぁ、ウソウソ
亮ちゃんはええ人やってこと知ってるから。
とにかく、俺も頑張るからお互い頑張ろうな。
ちなみに僕はと言うと、
今日の午後から抗がん剤治療が始まるから、
怖くてしかたないんよ。
もう今日はずっと緊張しとってな笑
病気なんかに負けへんから、
また一緒に沖縄行こな!お土産ありがと!
p.s.ヤス…アホやな笑
章ちゃん…笑自分のこと言われると、
めっちゃ字が震えてるやん笑
怒ってたんかな?
亮「大倉…今日から抗がん剤なんやね。」
章「そーなんよ。
あと2時間くらいかな?で始まるらしいで。」
亮「辛いよな…」
章「そやね。
でも、ここで耐えられるのが大倉やから。
大倉なら、大丈夫。信じるしかないやん?
できることは、大倉を励ましてあげること。」
亮「章ちゃん…
抗がん剤始まったら、
大倉きっと大変やと思うから、
大倉のそばにいたって?」
章「でもそしたら亮1人になるんよ?」
亮「俺も頑張らないとね?」
章「せなね笑じゃあ大倉のそばにいるね。」
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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時