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すばるsaid


もうそろそろ寝ようかなって思っとった時に
電話がかかってきて、
めんどいし出んのやめようと思ったのに、
鳴り止まないし…なんか出とこうと思って
誰からかとか確認せずに出たら、
電話越しで半泣きのヒナの声が聞こえた。
何かあった証拠やな。
まぁ、そもそもこんな時間に
連絡してくるんやもんな…

でも、ヒナが教えてくれたことは
想像していたことをはるかに超えていた。

ホンマに信じられへんし
とにかく相槌をうつのでやっとだった。

そして…ヒナの様子から
今すぐヒナに会いたくなった。
ヒナを少し待たせて
急いでヒナの家をめざした。

ピーンポーン
無音の空間が響く

ガチャ

信「…すばる」

ヒナの目は真っ赤に腫れていて
目にも涙が溜まっていた。

す「大丈夫やよ。」

そう言ってヒナを支えながら部屋に入った。

信「さっき電話で言ったこと…」

す「俺…大倉に会いたい。

大倉が俺って分かってくれるか分からんけど…

大倉の近くにおって…大倉の支えになりたい」

これがここへ来る途中で俺が出した答え。

信「…わかった。

というか…わかりきっとったけどな。」

フッと初めてヒナが笑ってくれた
だけどそれは
いつもみたいな豪快な笑い方じゃなくて
もっと弱々しい笑い方だった。

す「ヒナ…お前調子悪いんとちゃうか?」

信「調子?別に悪ないで」

す「…隠さんでええよ。」

信「…かなわんなぁ

大倉のこととかサポートするメンバーのこととか

気になりすぎて眠れない日が続いとってな…

でもホントそれ以外はなんも悪ないで」

す「そっか」

とりあえず今日は遅いし、
明日は外せない仕事があるから
ヒナと一緒に明後日大倉の所へ行くことにたった。

大倉はどんな反応するんかな?
会うのはほんま久々やから。
ちょっと怖いな笑

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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