あべちゃんのカノジョ

デビューの前日 ページ21

いよいよ明日デビューか···長かった。とてつもなく長かった。
たくさんのグループがデビューするのを、見守った。こんな感覚を自分が味わえるのだろうか
とも思った。それでも、芽は出ず···"やめよう"と考えたこともあった。それでもやれたのは



深澤『A！』

佐久間『(人1)！』

向井『Aちゃん！』

岩本『A！』

目黒『Aちゃんﾆｺｯ』

渡辺『A』

宮舘『お嬢ﾆｺｯ』

ラウール『ねーね！』









阿部『Aﾆｺｯ』









この9人がいたから、私は頑張れた。いよいよ明日、SnowManとSixTONESはデビューする。
ジャニーズJrではなく、ジャニーズ事務所のアイドルとして···




Aside

その日の仕事終わり

阿部「A···家に行ってもいい？」


次の日に大事な仕事がある時、亮平は決まって私の家にくる習慣がある。付き合い初めてからずっとそうだ


「今日これで終わりだから、いいよ。」

阿部「ありがとうﾆｺｯ」


「それじゃあ、お疲れ様でしたー」

他のメンバー「お疲れ様です〜」




Aの家


ご飯も食べて、お風呂も入ってリビングで2人ともまったりタイム

いつもと違うのは、亮平がずっとバックハグをしてること。


「···怖い？」

阿部「お見通しか···笑」

「何年の付き合いよ？」




阿部「···正直怖い。後輩や先輩たちがデビューするのを見た時は悔しさが勝ってたけど、いざ自分たちがデビューするってなると話は別だからさ」


「うん」

阿部「俺、このままで大丈夫かな···」


「大丈夫。···亮平は亮平だよ。」

阿部「A」


私は体の向きを亮平に向ける

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