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現在２３時、リビングは戦場と化していた。
グルッペンとお互いの気持ちを確認して、たくさんキスされた。
なかなか離してくれないグルッペンに晩御飯の支度があるからとようやく離してもらい仲良くご飯を食べてお風呂に入って、ソファにくっついて座ってまたキスをした。
ふわふわした幸せな時間も、たくさん泣いたせいか訪れた眠気に邪魔をされ、そろそろ寝ようかという時に事件は起きた。
グルッペンお得意の爆弾発言だ。
「今日はこっちの部屋で寝るだろ？」と自分の部屋を指差し眩しい笑顔を見せるグルッペン。
一体何を言ってるのだろうか…。
「いや、自分の部屋で寝ますけど…。」
「お前のベットだと小さくてはみ出るだろ。」
「…まさか、一緒に寝るつもり？」
「当たり前だろ。」
そんな当然みたいに言われても…。
昼間のアレとは訳が違う、こんな正気な状態でグルッペンと寝るなんてできるわけないでしょ…。
素直にそう伝えると、グルッペンは眉間に皺を寄せて口を開く。
「新婚初夜だゾ？」
「まだ結婚してないよね！？」
「心配しなくても何もしない。」
「当たり前でしょ！」
先ほどグルッペンの言った言葉を今度は私が言う。
するとグルッペンは腕を組んで小首を傾げる、意味が分からないという顔で。
「なら問題ないだろ、一緒に寝るだけだ。」
「問題あるでしょ、寝れるわけないじゃない。」
「腕枕してやろうか？」
「余計眠れないでしょ！？」
ダメだ、全く話が通じない。
なんとしてでも自分の部屋に連れ込もうとするグルッペンから逃げるように、テーブルを挟み向かい合う。
お互い絶対に譲らない戦いが１０分以上続き、痺れを切らした私は最終兵器を出した。
「アルーーーー！」
「おま、それはダメやろ！」
バン！と音と共に外にいたアルが体当たりで扉を開けて室内に入る。
テーブルを挟み合う私たちを見たアルは扉を開けた時と同じようにグルッペンに向かって体当たりをした。
「ちょ、重い！どけ！」
「じゃ！おやすみ！」
「おい、待てA！」
アルに圧し潰されるグルッペンを横目に、片手を上げて自室に向かう。
扉を閉めて鍵をかけた後もリビングからはアルと戦うグルッペンの声が聞こえる。
ごめんねグルッペン、でも一緒に寝たらドキドキして眠れないもの。
それに今夜は絶対あなたの夢を見るに決まってる。
生まれて初めて好きな人に好きだと言われた今日は、この温かい気持ちのまま眠りにつくの。
おやすみグルッペン、大好きだよ。
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なな - うん。 いや最推しにこんなんされたらもう本当ヤバいなぁ…((語彙力ｯ いやグルちゃんかっこええ~… (2019年9月7日 18時) (
レス) id: 49b689c972 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんイケメン…最推しです(*´ー｀*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 75さん» 75さんコメントありがとうございます！楽しんで貰えたなら幸いです！！続編も次回作も早くお届けできますよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - ひとちん様初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。この度は完結おめでとうございます！秀逸な作品構成にどきどきしながらページを送っておりました。続編、次回作共に首を長くしてお待ちしてます！体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。 (2017年8月22日 12時) (レス) id: 97ace52c10 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 水鈴さん» 水鈴さんコメントありがとうございます！感想とても嬉しいです！！2では二人のその後などを書かせて頂く予定ですので完成したらぜひそちらもご覧になってくれると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
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