延泊 ページ44
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あの後、その日の夜は嵐のように雨がうちつけた
出ていっていた皆も翌朝何とか戻り(巻たちの清継への怒りが爆発していたが)無事が確認された
「もう帰る！
あたしらはぜぇーったいに帰るからね！！」
「そうだそうだ！！」
「ええ！？まだ予定があるのにかい！？」
「「こんな場所いれるか〜！！！」」
当然といえば当然の反応
巻と鳥居の言い分は最も
あんな風に妖怪に襲われた場所に一秒たりとも長居したくないだろうに
「いいから帰る！新幹線のお金払ってよね！！
あんな思いしてたまるかっての！！」
「ちょー怖かったんだから！！」
二人の清継への猛攻
流石の勢いに清継も折れ、二人は帰宅することになった
それに便乗し、島も帰るといい出し(つららに好意を抱いているのか、つららが帰らないかと非常に気にしていた)島も帰ることになる
私も帰りたかったのだがここでやりたいこともひとつあったので仕方なく滞在することを選んだ
「良かった！Aちゃん残ったんだね！」
「まぁ、久々の山だからな。なんとなくだ」
「ふっふっふっ、そうは言うがAくん！
君もやはり実は妖怪が好きなんだね！
知っていたよ！もちろん！」
「視界に入ってくるな。見ているだけで不愉快だ」
「Aちゃんオブラートに包んであげて！？」
オブラートになど包める性格ではない
というな、実は妖怪が好きどころか四分の一は妖怪だ
「よーし！昨日に引き続き山の探検に行くとしよう！」
「私は部屋で好きに過ごさせてもらう」
「ええ！？行かないのかい！？」
「貴様に付き合う優しい心など私は持ち合わせておらん」
私が行かないなら、とカナも行くのを渋りリクオも怪我のせいか今日は静かにしていたいと言い出す
そんなこんなで多数決をとった結果今日は別荘にて静かにすることが決定した
言い出しっぺである私が言うのもなんだが、何しにここに来たんだろうな
「Aちゃんは何するの？今日」
「読書をする」
「わぁ、偉い」
「カナは何をするんだ？」
「んー、なんかのんびりかなぁ。
別荘探検しても面白そうだしね！
なんか清継くんこの別荘にも色々と面白いの作ってるってさっき言ってたし」
「そうか。楽しんで来るといい」
「うん！」
そうして帰宅組と別荘探検部隊、居残り部隊に別れ、その場は解散した
居残り部隊は私とリクオ、そしてつららだ
「昨日大丈夫だった？Aちゃん」
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mikitty(プロフ) - 更新されていて、とても嬉しくてニヤニヤしちゃいました… (2020年3月16日 15時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白く続きが気になるので更新頑張ってください！ (2020年3月16日 10時) (レス) id: 8c7b14ea8f (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - ワクワクドキドキしすぎて更新が待ち遠しいです！今回も面白かったです！ (2020年3月16日 7時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
あかがみ(プロフ) - 早速読みました！続きが気になっていたので更新してくれて嬉しいです！次回も頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: 55e841535d (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月14日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年1月11日 19時
