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クラスメイトたちのどこか頭の足りない質問に何故か内心ツッ込みつつ帰る準備を続けていると清継くんがまたしても来て妖怪の話をでかい声で話し始めていた



「町内の怪奇蒐集マニアの友人から買いつけた『呪いの人形と日記』がある!!」

「えー?」

「あれを使って!!必ずや時論を証明してみせる!!」



相変わらず、清継くんは阿呆なようだ



「その話…本当?それ…私も見たいんやけど」



誰も食いつかないと思ったネタに、誰よりも早く、そして誰よりもキラキラとしながら食いついたのは転校生だった

まぁ、そうなるだろうな
それを滅するのがお前たちの仕事だから
ハゲはほぼ無意味だったが



「いやー!嬉しいよ!!わかってくれる人がいて!!」



いや、分かってないぞそいつは
自分の仕事だから乗ってるだけだたわけが



「めずらしいの?」

「そんなことはない!!有志は他にもいるよ!!
ここにいる鳥居さんと巻さんもそうだ!!」

「え!?」

「私ら!?」

「それに実はこのクールなAくんもそうなのさ!!」

「………………おい」



私は眉間に皺を寄せながら清継くんを見た
なんで、私がいつそんなことを言った



「私…急にお腹が…」

「わ…私は頭痛が…」

「ほ、ほら!A一緒行ってくれるみたいだし!」

「ありがとー!Aちゃん!私らの代わりに!ね!」

「貴様ら蹴られたいのか?」

「「目がマジ!!!」」



私をダシに使うとはいい度胸だ



「おや…家長さんと奴良くん!!
ちょうどいいところに!!」

「ゲッ」

「しまった!!」

「よぉーし!!のってきたぞぉ!!」



ひとりで勝手に調子に乗った清継くんは言った



「清十字怪奇探偵団!!
今日は僕の家に集合だからなー!!」



ネーミングセンスの欠片も感じない名前だな



「悪いが私は帰るぞ」

「いいやダメだ!!Aくん!
君は今日こそ来てもらう!!」

「なぜ私が」

「君も奴良くん同様名誉会員だからさ!!」

「前から思っていたが君は12歳だというのに随分とおつむが足りんようだな。
見ていて非常に可哀想に思える」

「Aの言葉のトゲが凄い!!!」



巻のツッコミは無視しよう



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mikitty(プロフ) - 更新されていて、とても嬉しくてニヤニヤしちゃいました… (2020年3月16日 15時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白く続きが気になるので更新頑張ってください! (2020年3月16日 10時) (レス) id: 8c7b14ea8f (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - ワクワクドキドキしすぎて更新が待ち遠しいです!今回も面白かったです! (2020年3月16日 7時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
あかがみ(プロフ) - 早速読みました!続きが気になっていたので更新してくれて嬉しいです!次回も頑張ってください! (2020年3月16日 0時) (レス) id: 55e841535d (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです!更新頑張って下さい! (2020年3月14日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月11日 19時

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