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どうか頼む ページ13

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あれから数年の月日が経ち、私は中学生となった



「……やはり、妾たちとは共に来んのか…?」

「何度言えば良いのですか。
私は行かぬ。私はこの土地にいたいのです」



中学生になってそこそこの時が経ち、慣れ始めたこの頃
そして今日両親が海外へ旅立つ日(会社の海外展開の為)



「A、本当に大丈夫か?」

「父上いい加減にしてくれ」

「だって………」

「妾たちの宝に変な虫でも付いてしもうたら妾…
その相手を一飲みにしてしまうかもしれん!!」

「確かに証拠隠滅にはもってこいですが」



母の妖怪としての本当の姿はヘビの姿
それも人の数倍もあって丸呑みは赤子の手をひねるよりも簡単なほどの大蛇
人なんか余裕で呑み込めるだろう



「私も12。大人です」

「まだ子供だよ!というかオレは一緒にいたい!」

「さっさと行ってください」



父上こんな人じゃないのになぜ今になってこんなことになる



「仕方ない…ほれ和史殿ゆくぞ」

「毎日電話かメールするから絶対返してくれ!」

「メールにして。
面倒でしない場合もあるが私はとりあえず生きれるから心配はせんでいい」

「娘が妻に似すぎてなんか冷たい!
そしてめっちゃ上から!!」

「妾に何か文句でもあるのか?」

「ないっす!!」



そうして早朝両親は空港へ、私は少し時間が経った後学校へ向かった









▽▲▽▲▽









「だから…いるんだよね!妖怪は!」



学校に着けば、うちのクラスの清継くんがバカな事を話していた



「……………」



昔はいないだなんだとリクオとしょうもない喧嘩をしていたのに180°意見変えおって
ああいう奴は疲れる

幼稚園からの中でもあるカナに借りるものがあり隣のクラスに今来ている訳だが、他クラスとはいえ別に気まずいと感じることは無い
ものを取りに行ってくれているカナを待っているとクラスの女子が話しかけてきた



「ねぇねぇ!桜夜ちゃんはどう思う!?妖怪!」

「………知らんな」

「ええー、つまんないその答え!」

「そんなもの私に求めるな」



流石高嶺の花〜!なんて言われるが全く意味がわからん
私はこの中学で高嶺の花だのと呼ばれているがなぜそうなったのかは知らん



「ええー!?清継くん旧校舎行くのぉ!!?」

「旧校舎…?」

「Aちゃん知らないの?今話題なんだよー。
ウチの中学の旧校舎、出るって噂なの!」



ほらあそこ!と私のいる場所からギリギリ見える位置の旧校舎を指す彼女


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mikitty(プロフ) - 更新されていて、とても嬉しくてニヤニヤしちゃいました… (2020年3月16日 15時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白く続きが気になるので更新頑張ってください! (2020年3月16日 10時) (レス) id: 8c7b14ea8f (このIDを非表示/違反報告)
透騎(プロフ) - ワクワクドキドキしすぎて更新が待ち遠しいです!今回も面白かったです! (2020年3月16日 7時) (レス) id: 77908472ca (このIDを非表示/違反報告)
あかがみ(プロフ) - 早速読みました!続きが気になっていたので更新してくれて嬉しいです!次回も頑張ってください! (2020年3月16日 0時) (レス) id: 55e841535d (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです!更新頑張って下さい! (2020年3月14日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月11日 19時

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