逆転、当然 ページ42
ユリナスの驚愕に満ち溢れた目も完全にスルー。
髪を鷲掴みにする右手の手首を左手で掴み、右肘の内側で肩にはめる。
その右手を、勢い良く地面に振り下ろした。
ユ「がっ…!!」
肘を素早く掌に変えて、手首をもう少しで折れる位置まで曲げる。
しっかり関節極まって、ユリナスはもう動けはしなかった。
ユ「なんでっ、なんで効かないのよぉぉ!!?」
『毒とか薬の耐性くらい普通つけるだろう?』
ギリギリとユリナスを締め上げながら、明らかに普通ではない発言。
『あたしは優しいからね、選ばせてあげるよ』
肩を足で踏み躙るように固定し直し、指を一本ずつ立てていく。
『その1、腕を折られる
その2、鞭でたーーっぷり打たれる
その3、もうサクッと殺っちゃう
どれがいい?』
ニヤリ、口元を歪に歪めて。
全てが死 刑宣告に聞こえる選択肢を、哀れな復讐者に突きつけた。
ユ「ひいっ…!!お、お願い!命だけは…!!」
『だから、選択肢には殺すのは一つしかないよ。人の話も聞けないのかい?』
ユ「いやあぁぁぁっ…!!!」
悲痛な叫び声が響き渡る中、Aだけは面倒臭そうにユリナスを眺めていた。
次の瞬間。
ﾎﾞｷｲｯ!!
鈍い音と共に、ユリナスの腕があらぬ方向に曲がった。
ユ「ぎっ…あぁあぁぁあ"ぁっ!!!!」
折られるのは初めてだったのか、大袈裟な程に転げ回る。
それを避ける為か、少し離れた所でその様子を傍観する。
ユリナスの顔には、先程の余裕など微塵もない。あるのは、恐怖、怯え、畏怖、混乱。
『折角選択の余地を与えてあげたのに。
あたしたちには時間制限があるの、忘れたの?』
さっさと選んでくれないとねー、と呑気に言う。
ユ「あっ、が、あぁぁぁ…」
『反則なし。君の決めたルールだろう?
それに、この勝負は確かデスマッチだったっけ…』
カツン、カツン、ヒールの音が鳴る。
さっきとはまるで立場が逆。
『殺しは好きじゃない。けど、殺らなきゃいけないんだったら…』
ポケットから拳銃を取り出し、トリガーを下げる。
『容赦なんて、しない』
というか容赦って何?とでも言いたげに。
その言葉通り、一秒も経たないうちには、彼女の人差し指が引き金を引く---つもりだった。
ゴ「待ってよ!!!」
ゴンの大声に、遮られさえしなければ。
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ＫＯＨＡＫＵ - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (
レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ＫＯＨＡＫＵ - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 一日必ず一話更新します(ｷﾘｯ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2Dの皆は俺の嫁（一部除く） | 作成日時：2014年4月15日 23時
