見物 ページ37
［彼女がこの道を選ぶのは、正直予想外だった。故に、彼女は君達のサポート役として動いてもらう］
『…サポート?』
［そう。彼等のうち、誰か一人が死亡した時、または再起不能になった場合にのみ、彼女に行動権が与えられる］
説明を聞いて、違和感を抱いたのはAだけではない。
向こう側にいる囚人達も、彼女の扱いに疑問を持っていた。
『それじゃあ、試験として成り立たないんじゃないかい?
あたしもライセンスを取りに来てるんだから、それらしいものがあった方がいいと思うんだけど』
［問題ない。君の通ってきた道は、トラップが多分に仕掛けられていた。
それを無傷で通過した時点で、君の力は分かっている。囚人達の時も、な］
自分から聞いたのに、ふぅんと興味なさげに頷く。
『それでいいならいいんだけどねぇ』
大きくあくびをして、背を壁に預けた。
手をヒラヒラと振り、頑張ってと一声かけて、彼女は目を閉じた。
レ「おいおい、寝ちまってんのかよ…」
ク「いや、好都合だ。気まぐれで掻き回されたらたまらない」
クラピカの冷静な判断に、レオリオもはっとなってから同意した。
湿原の時の事を思い出したのだろう、身震いしていた。
ク「では、次は私が行こう」
クラピカが名乗りを上げた瞬間、彼女の意識は覚醒した。
彼の着ている民族衣装に見覚えがあったからだ。
船の中の会話はあらかた聞いていたが、興味がなかった。
クラピカの服を見るまでは、だけれど。
あの独特の文様は、4年前にある盗賊グループに皆殺しにされた民族、クルタ族のもの。
実は彼女はその盗賊グループ…幻影旅団、通称蜘蛛と面識がある。
面識というか友人と呼べる程親しい仲の人物が多いのだが。
クラピカが復讐しにハンター試験を受けにきたのは聞いたので、次に見るべくはその戦闘能力。
彼女は蜘蛛を友達と思っているので、害になるようだったら−−−
そんな考えから、誰にも気付かれないように、クラピカの戦闘を見物することにしたのだった。
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ＫＯＨＡＫＵ - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (
レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ＫＯＨＡＫＵ - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 一日必ず一話更新します(ｷﾘｯ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2Dの皆は俺の嫁（一部除く） | 作成日時：2014年4月15日 23時
