機嫌 ページ14
階段を上り始めたあたりから、Aはヒソカの元に行っていた。
ヒ「…どうだい？彼ら♥︎」
『素質があるね。あんたなら気に入ると思うよ』
それを聞いて怪しげな笑みを漏らすヒソカ。
気持ち悪い、と膝裏を蹴った彼女は、少し間を開けてこう言った。
『…青い果実、かい？』
ヒ「もちろん♥︎」
彼女はゴン達に同情したくなった。
このピエロの性癖は恐ろしい事を良っく知っているからだ。
気に入った人材がいたら、たとえ暗黒大陸だろうと追いかけ回す。
それが巷で話題の【死神ヒソカ】の性癖。
中々ぴったりな通り名だと思う。
気のせいかどうか、わずかに殺気立っているヒソカを一瞥して、階段の上からさす光を見た。
「出口だ！！」
誰かがそう叫び、やっと薄暗い地下から脱出できた。
Aは湿った空気を入れ替えるため、大きく深呼吸…したのを物凄い勢いで後悔した。
下に見えるのは、気味の悪い緑。その緑の中からは、ゲーゲーだのクルクルだの、耳が腐りそうな鳴き声が聞こえてくる。
サ「ヌメーレ湿原、通称�犧承住佞淋有瓠�
試験官のサトツが言い渡す。
二次試験会場に行くため、ここを通ると聞いた瞬間彼女の機嫌が最高に悪くなる。
ヒ「(あ…やばいかも♥︎)」
何を隠そう、彼女は意外と『意外とってなんだい』すいません。
結構身だしなみとかに気を使うタイプなのだ。
ここにいたら、泥は跳ねるわ動物に襲われるわ多分他の受験生の血はつくわ…
ちょっとうっかり誰かに八つ当たりしちゃってもおかしくはない。
ヒソカでも軽く引くくらい拷問を織り交ぜて丁寧に殺っていく。
そんなスプラッタで試験に遅れをとるのはまずい。
ヒ「師匠？一緒に行動しようか♥︎」
『…どうしてだい？』
不機嫌MAXでヒソカを睨みつける彼女。
たじろぎながらも、ヒソカは機嫌取りにかかった。
ヒ「ほら、動物とか襲ってくるじゃないか♥︎
師匠が殺ったら血がつくからね♥︎ボクが殺ろうかなって思ってさ♥︎」
眉間にしわを寄せてヒソカを見ていたが、やがて何時もの表情に戻る。
『ご機嫌取りが露骨だよ。
…まあ、ありがたく受け取っておこうかな』
ちょっと嬉しそうに言う彼女を見て、少なからず、というか思いっきり安心したヒソカであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あの名シーン出せなかった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ＫＯＨＡＫＵ - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (
レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ＫＯＨＡＫＵ - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 一日必ず一話更新します(ｷﾘｯ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：2Dの皆は俺の嫁（一部除く） | 作成日時：2014年4月15日 23時
