初恋 (ページ8)

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会社を出て

タクシーでお店まで行く。

ぱぱっと化粧を直して案内された部屋に入る。

チラッと何人の人が私のことを見たけれど

気にせず、ほのちゃんとゆうちゃんの所まで行った。

穂「あ、Aやっときた」

優「もぉー、遅いよ」

『ごめん、後輩くんが終わらないって言うから．．．』

優「噂のイケメン後輩くん？」

『そうそう』

１番端の席で２人と会話する。

穂「はい、Aは酔うと大変だからウーロン茶ね」

『ありがとう』

自覚は無いけど私は酔うと面倒くさいらしい。

宅飲みする時ぐらいしか飲ませてくれない。

もらったウーロン茶を飲みながら、

" 同窓会、大丈夫でした？"

って心配してくれた蓮くんにLINEを返す。

すると、

" オミ、トイレ長すぎだろ "

と言う声が聞こえた。

声の方を見れば昨日も画面越しに見た

" 登坂広臣 " がそこにいた。

穂「ほら、オミくんいるよ」

優「話しかけに行ってくれば？」

なんて２人はそう言うけど、

広臣くんの周りには友達が沢山いた。

『いいの。

LIVEでもこんな近くで見れないんだから。』

アリーナでも見れないような近さ。

なんならバクステ当たったぐらいだ。

『私は十分だよ。』

" もぉA可愛すぎる～ " って抱きついてくる

ほのちゃんとゆうちゃん。

ほら、私は２人がいれば楽しいよ。