暗黒教室【名前変換オリジナル】

13話 ページ19

「ゲームスタートしたけど誰が私の味方で誰が雷山の味方か全員把握しないといけないね。」



1人1人に聞いてそれを把握するのは非常に面倒くさい。
じゃあ、裁判ゲームの裁判長にそこは任せておこうか。




「朱音。裁判長の役をしてくれないかな？」



岬「わ、私がですか！？
　 ・・・・・頑張ります。」



「ありがとう。」



学年3位といっても朱音は社会は学年1位。
公民に分野などは誰よりもできるはずだ。




「じゃ、あとは朱音が進めて。
　やること、注意事項などはこれに書いておいたから。」




岬「ありがとうございます。
　 えっと・・・じゃあまずどちらの味方かを把握するためにどちらかに手を挙げて下さい。」



大体皆も分かっているだろう。
こんなゲーム最初から勝ち負けなど決まっているのに。



岬「えっと雷山紗理奈の方につく人・・・・・・・・・・・・・・・はい。
　 それじゃあ鬼門坂Aの方につく人」








バッ









そう言った瞬間皆一斉に手を挙げた。





私は悟った。



そんなに皆雷山が嫌だったのか？




岬「雷山さんと鬼門坂さんはこの椅子に座ってください。」



紗理奈「な、なによ…この椅子…」



そう椅子は拘束器具が付いており、手も足も座れば動かせないようになっている。
それは全て嘘をついた時に”お仕置き„を楽に進めることが出来るからだ。



「早く座って。始まらないよ？」



紗理奈「うっ・・・・・・・・・・・分かったわよ。」




そういって雷山はさっきから座っていた椅子から離れた。
そして拘束器具の付いている椅子におずおずと座った。





岬「それでは開廷します。」





漸く雷山を”聴く„ことが出来る。









.









.









.









さて、罪を知ってもらおうか。

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