5話 ページ6
貴「体育祭始まったね。」
ア「ああ。そうだな。」
私とアランは開会式を上から見ている。
私たちは競技に参加しないから開会式にもでない。
貴「A組って強い個性の子多いね。私たち編入してきた意味ある？」
仮免持ってるからといってヒーローと同じでは無い。
それ以前に同じ高校1年生。
ア「そんなこと考えても意味は無いぞ。」
貴「そうだね。ま、みんなをみてよっか。」
みんなの個性をよく知るいい機会。
貴「お疲れ様。」
ア「おつかれ。」
騎馬戦も終わり、お昼になった頃にやっとみんなと会えた。
八「まだまだですわ。」
麗「お昼からも頑張らなあかんわ〜！」
芦「早く食堂いこ〜！」
私はズルズルと女子に引っ張られ、食堂に行くことになった。
貴「自分で歩けるよ。」
切「アラン！お前も一緒に行こーぜ！」
ア「ああ。」
みんな足早に食堂に向かう中、轟くんと緑谷くんがどこか違う方向に行くのがみえた。
お昼を食べ、私はアランと相澤先生のもとへエキシビジョンマッチについて聞きにいっていた。
そこからA組の応援ブースに行くと、下にはチアの服を着たA組女子がいた。
貴「なんで？あんなのあったっけ？」
ア「ないだろ。」
峰「どーして剣蔵は着てないんだよぉぉぉ！」
八「峰田さん！上鳴さん！騙しましたわね！」
ああ。騙されたのね。私いなくて良かった。
トーナメントを決める時、尾白くんと庄田くんが棄権をした。
良い子すぎるよって私は思うんだけど。
私だったら絶対棄権しない。
八百万さんは暗いし、麗日さんは震えてるし、みんな壁にぶつかっているんだな。
一回戦は緑谷くんと普通科の子。
尾白くんが言うには個性は洗脳らしい。
貴「へぇ。いい個性だね。」
緑谷くんは試合前に忠告してもらったのに、答えてしまった。
ラインギリギリで個性を使い、踏みとどまり、場外に投げ出した。
ア「ヒーロー科受からなかったのか。あいつ。」
麗「試験ロボだったから個性効かんかったんとちゃうかな。」
確かにロボット相手だと無理だな。
それでもヒーローになれば優位な個性だと思う。
2回戦は早かった。
轟くんはエンデヴァーの息子だと聞いた。
貴「いろいろあるんだね。」
ボソッと言ったつもりが、隣のアランには聞こえていた。
ア「気持ちの問題だろ。」
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作者名：りあ | 作成日時：2020年4月29日 19時
