1話 ページ2
相「USJの襲撃を踏まえ、雄英は海外姉妹校から編入生を受け入れることになった」
「「「「「…え?!」」」」」
アランと廊下で先生から呼ばれるのを待っていると、教室から驚く声が聞こえる。
ア「そりゃ不思議だろうな。襲撃受けたからって編入生を迎えるのはおかしい話だ。」
私は髪の毛先を弄りながらアランの言葉を聞いた。
貴「そうね。まあロシアも今は敵多いからプロは日本に送れないから仕方ないよ。」
そう。私たちは雄英がUSJの襲撃を受けた次の日に学園の校長から編入の話を聞いた。
私たちの学園は中高一貫校で、仮免は半数が中学三年生で取得済み。
その中から個性で選ばれた。
相「おーい。はいってこい。」
気の抜けたような声を合図にアランと一緒に教室へとはいる。
葉「おぉ！イケメン！」
峰「び、美人！」
緑「どんな個性なんだろう？」
ギンッ！と相澤先生が睨むと静かになる。
貴「ロシアから編入してきました、剣蔵天音です。」
ア「同じくアランだ。よろしく」
芦「はいはーい！質問！」
とりあえず名前だけ言ってお辞儀をすると、ピンクの女の子が元気よく手を挙げている。
相「今日の一限はマイクが休みだ。好きにしろ。」
以上だ。と言って先生はでていった。
瀬「よっしゃあ！」
麗「じゃあ質問大会だね！」
わらわらと周りに集まってくる。
まず席に荷物を置きたい。と思っていたらメガネの男の子が立ち上がった。
飯「君たち！まずは席の確認からではないか！」
そう言って空いている席を指してくれた。
ア「あそこか。」
アランはその席に向かって歩いていった。
八「そうですわ！荷物を置いてからゆっくりしましょう。」
芦「じゃあ質問！2人の個性ってなに？」
1番はそう来ると思っていた。
ア「おれは半水半風。」
貴「なんだと思う？」
私はいつもあえて答えない。
初めに言ってしまったら面白くない。
ア「ヒントもなしじゃ範囲広すぎるだろ。少し絞れ。」
アランが隣にいるといつも言われる。
貴「じゃあヒント。戦闘においても、日常においても便利だよ。」
皆は悩むけど答えは出てこない。
蛙「今日の午後には分かるわよ。ヒーロー基礎学だもの。」
そう言って皆考えるのをやめた。
上「じゃあ次俺！恋人とかいちゃったりする？もしかして、2人が付き合ってたりして！」
恋バナ好きなのかな。
ア「いない」
貴「いないよ。」
そう答えると喜び出す人が数名。
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作者名：りあ | 作成日時：2020年4月29日 19時
