【アイナナ】いきなりですが、拝ませてください。

panic7 日陰オタクライフ終了のお知らせの巻 ページ8

｢みなさんは事務所に所属が決まったので寮生活を送ることになります。そこでなのですが、寮母さんを雇うことが決まりました。｣

え、マジでか、紡ちゃん…
うちの事務所に寮母さんなんか雇う費用あったんだ…

｢寮母の方を雇うのですか…我々も高校生以上しかいないので別に普通に生活くらいなら遅れると思うんですが…｣

一織くんは多分この事務所の金銭事情分かってるんだろうな…
なんだか気を遣わせてるみたいで申し訳ないわ…
クソぉ！！！私に財力があればこんな思いをさせずに済んだのにいいいい！！！

｢社長からの伝言で寮母には雨宮くんを付ける と決められてます。｣

え？え？ごめん、え？
私が寮母？？？なんでそうなったんだ？？

『あ、あのなんで私が寮母に？？アイドルオタクなんて1番アイドルが危険性あるから近寄っちゃいけないはずでは？？』

｢社長いわく、雨宮くんは信頼しているよ。それに前、事務所のそばに引っ越すって言っていたし寮母にピッタリだそうです。｣

私ったら自分が引越しすること社長に言ったの忘れてたー！！
でも、みなさん私みたいな変態なんかに寮母になられても気持ち悪すぎて帰ってこれなくなるでしょ…

｢oh......こんな可愛らしいマイガールと住めるなら文句はありません。｣

｢まあ、全く知らない人と住むよりは安全でありますもんね。雨宮さんこれからよろしくお願いします。」

いや、いいのかよ…。
一織くんが納得するなんて思ってもいなかった…
それと六弥さんはなかなかの個性の持ち主…

『あ、あの本当にみなさん大丈夫ですか？？
一時の迷いとかありませんか？？』

｢いーや、ないない！お前らもそうだよな？？｣

三月さんが全員に問いかけると、満場一致で頷いた。
マジか…推しのことは陰ながら応援しようと思っていたのに…
私の日陰オタクライフ終了のお知らせの巻。

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