【アイナナ】いきなりですが、拝ませてください。

panic15 本当に嵐のような人だ…。 ページ16

皆様如何お過ごしでしょうか？
私は現在天使と大魔王と推したちみんなでMV撮影のために海に来ています。
青い空！白い砂浜！輝く推したち！最高ですな…。

｢全く、貴女は…何変な顔してるんですか。今日は私たちのファンではなく事務員として来てるんですよ！｣

一織くん、厳しい…
いや、だって推したちが輝いてたらやっぱりにやけちゃうじゃん？？

｢一織、Aさんに対して酷いぞ！！オレたちのことを何より応援してくれてるのに！｣

私はりっくんに羽が生えて見えるよ…！
それからしばらくして私たちはホテルへと戻るとそこには大人気アイドルTRIGGERがいた。

｢え、TRIGGERも一緒なのかよ…｣

大和さんが驚いていた。
そうか、紡ちゃんとアイナナのみんなは面識あるんだっけ。
実は私は事務所は違えどTRIGGERも密かに拝ませていただいている。
それだけに心の内では荒ぶっていた。

『え、やばい…生TRIGGER…！私死んじゃう…』

｢しーちゃん、全部声に出てんぞー。｣

｢AちゃんってTRIGGERも好きなの？？僕もTRIGGERには憧れてるんだ。｣

さすがです…最推し様、お目が高い！！

『うん、そうなの！！！壮五くんも仲間だね！嬉しい！』

なんて話をしながら各部屋に戻ってしばらくすると思ってもいない来客がやってきた。

ーピンポーン
｢初めまして。TRIGGERの九条天です。こちらに雨宮Aさんいらっしゃいますか？｣

え？？？？？？く、九条天！？

『います、います！すぐ開けますね！！』

｢本当に嵐のような人だ。｣

彼は何かをポツリと呟いたけど私には聞こえなかった。

『あの、天下のアイドルTRIGGERのセンターの九条天様がなぜこちらに…？』

｢君はもう知ってるよね。僕と陸が双子の兄弟であること、あの子の病気のこと｣

『もちろん。』

｢なら、話は早いね。僕はこれからは陸の手助けできないから僕の代わりに陸のことお願い。｣

『わかりました。』

双子でも性格が真反対なんだなーなんて感動してしまった。

panic16 色を付けてくれたのは君なんだよ→←panic14 ありがとう！世界！！

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