Sho-Renの従妹 (ページ8)

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1ヶ月前の2015年12月。

私は今中3で受験勉強真っ只中。

学校が終わったらすぐ家に帰って、少しご飯を食べて塾に向かうという生活を送っている。

その日、家に帰ると、家の前に救急車が止まっていた。

なんでうちの前に止まってるんだろう。

どこか他人事のように考えている自分がいた。

でも何故か心臓はバクバクしてて。

自分の家の前に止まってるんだから家族が何かあったかもしれないことくらいすぐ思い浮かぶはずなのに、そう考えられない自分。

というかそれが現実だと思いたくなかった。

庭の門を開けて玄関に向かうと、中から担架に乗せられたママと、救急隊員、お父さんが出てきた。

「え…？」

これ以外に言葉が出てこなかった。

気づいたら涙が止まらなくて…。

状況が分からない。

なんでママが救急車に乗るの？
もしかしたら死んじゃうの…？

立ち尽くしているとお父さんが私の方に来て。

父「乗って？」

私はお父さんに腕を引かれて救急車に乗った。

病院に着くまでもずっと心臓のバクバクが止まらなくて、どうにかなりそう。

お父さんも不安そうな顔をしていて、この緊迫した感じが居心地悪い。

「ママ…」