Sho-Renの従妹 (ページ36)

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玄樹side

コップを運んできた海人がAを『○ーちゃん』って呼び出して、

Aが嫌がってるのに止めないから廉の方に無理矢理連れていった。

A「っはぁっはぁっはぁ…」

キッチンに戻るとしゃがみこんで苦しそうに呼吸をしているAがいた。

「A大丈夫だよ。ゆっくり深呼吸しよ！」

A「っや…っはぁはぁっはぁっげんきっはぁっくん…っはぁっはぁっはぁ…」

背中を擦って深呼吸してもらおうとするけどAの過呼吸は悪化する。

紫耀「Aー？」

「紫耀！」
　

「さっき海人が『○ーちゃん』って呼んじゃって思い出したんだと思う…」

紫耀「分かった。ありがと。」

　

紫耀にさっきあったことを小声で伝え、その場を離れた。
　

「海人寝た？」
　

　

喋り疲れたのか岸くんに寄っ掛かって目を閉じている海人。

廉「おん。A大丈夫なん？」

凄い心配そうな目で見てくる廉。

「紫耀が来たから大丈夫だと思う。廉が呼んでくれた？」

廉「やばそうやったから…。なぁ、玄樹はAがちゃん付け嫌がる理由知っとんの？」

「Aと初めて会ったときにその話になってさ…」