【ヒプマイ】僧侶の世話役は何故か色んな人から好かれます。

12話 ページ13

sideA

A『く、空却…あの…』

空却｢てめぇが帰るって言うまで、こうするぞ。｣

なぜー。

空却に後ろから抱きしめられてます……


十四｢我は混沌の闇に｣

｢ここで大きい声出されても困ります！｣

ん？

獄｢お前なぁ…｣

十四｢獄さん！｣

わーお、勢ぞろい。

十四｢く、空却さん…みんなカンカンッス…｣

何したんですか？

空却｢どーだって良いわ。｣

吐き捨てるように言わないでください。

A『あ、先生〜。コーヒー出来ましたぁ。』

獄｢サンキュ。｣

大人って感じがします。

いや、だいぶ大人ですけど。

空却｢俺の分！｣

A『貴方、コーヒー飲まないでしょ。お茶で良いですか？』

空却｢子供舌って言いてぇのか！？コーヒーぐらい飲めるわ！｣

A『十四くんは？コーヒー大丈夫ですか？』

十四｢は、はいッス！｣

獄｢嘘つくなよ。｣

人数分作りました。

A『砂糖とミルクはどうします？』

空却｢ん。｣

手を出されました。

貴方はいい加減、言語的コミュニケーションを覚えてください。

A『はい。』

とりあえず1個ずつ渡しました。

A『十四くんは？』

十四｢とりあえず…｣

1個ずつですか？

十四｢5個ずつ欲しいッス！｣

A『それはコーヒーではないのでは…？』

まあ、味覚の違いですよね。

A『な、何か？』

先生に見られてます…

獄｢嬢ちゃん、ブラック飲めるのか。良いな〜、わかってんじゃねーか。｣

荒く撫でられました。

A『い、一応飲めますよ…もう19ですし。』

獄(可愛いかよ。褒められる事に慣れてねぇからめっちゃ赤くなるし。)

獄｢嬢ちゃん、俺と結婚しねぇ？｣

はい！？！？

A『せ、先生。いくらなんでも話が飛躍していませんか！？』

空却｢は？｣

なんで貴方も御機嫌斜めになるんですか！？

空却に押し倒されました…

空却(絶対にてめぇなんかに渡すもんか。)

獄(おーおー。舌出して指立てるなんざ子どもの挑発すぎんだろ。あの坊主は嬢ちゃん大好きすぎる…)

A『く、空却…重い！』

空却｢うるせぇ。ばーか。｣

なんで今罵られるんですか？

獄｢嬢ちゃんが嫁に行く前に堪能してんのかぁ？｣

挑発しないでください！

余計に御機嫌を損ねる場合が…

空却｢な…｣

A『将来は結婚して家庭に入りたいですね。まだ結婚は良いですけど…』

空却｢うるせぇ。黙れ、ブス。｣

また罵倒されました。

空却(拙僧がもらうって決まってんだ。)

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