Someday My Prince Will Come（13） (ページ37)

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『平気ではないよ？寂しいに決まってるじゃん……
当たり前でしょ……？』

私が言っても拗ねたまま……
「けどさぁ…」とか「だってさぁ…」とかって、まだブツブツ言ってる。

『寂しいけど……涼太くんはちゃんと私のとこに帰ってきてくれるでしょ？
それとも向こうでかわいい子見つけて、そっちに行っちゃう？』

「は？行くわけないやろ？」

何言ってるの？ってちょっとキレ気味。

『なら大丈夫！
私は、私の仕事して待ってるから……
涼太くんはライブでみんなを幸せにしてください？』

私の言葉の後で深いため息をついた後

「なんでこんなにいい女なんかなぁ………」

って息が苦しくなるくらい抱きしめられた。

『苦しい………』

クスクス笑いながら胸を叩くと腕の力を弱め

「わがまま言ってもいいのに……」って、おでことおでこを合わせる。