スリール～笑顔～【夢色パティシエール】 (ページ3)

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Story.1 ページ3

今日は転校生が来る。

名前は天野いちごさんというらしい。

今日はその天野さんのことでクラスが騒がしい。

なぜかって？

それは…。

アンリ先生の推薦だから。

私もどんな子なのかすごく気になるな。

アンリ先生の推薦ってことは、天才か、あるいは才能を秘めている子。

どっちなんだろう？

楽しみ！

ルミ「Aちゃんおはよ！」

「あっ、ルミちゃん！おはよ～！」

ルミ「あんな、あたし転校生の天野いちごさんの案内頼まれてるんだけど、一緒にいかない？

アンリ先生の推薦だから気になってるやろ？」

「うん！いくいく！」

ルミ「多分スイーツスピリッツの銅像のあたりにいると思うで？ほな行こか？」

「うん。」

「あっ、あの子じゃない？ん？スイーツスピリッツの像みてるね。」

いちご「なんだろ？スイーツスピリッツって？」

ルミ「この学校におる精霊のことや。」

いちご「しゃ、喋った！？」

ルミ「そんなことあるかい！」

「ごめんね、驚かしちゃって。

スイーツスピリッツを見たものは夢が叶う、そういう伝説があるの、この学校には！」

ま、伝説じゃなくて事実なんだけどね笑

いちご「へぇ～、面白い。

スイーツスピリッツ様、立派なパティシエールになれますように、

アンリ先生と早く会えますように。ナ～ム～。」

「あははははッ、面白～い！」

天野さん、面白い！

ルミちゃんなんて呆れてるし。

ルミ「天野さん、仏像を拝むんじゃないんだから。」

いちご「あれ？どうして私の名前…。」

「転校生の天野いちごさんでしょ？私は七海A。そしてこっちは…。」

ルミ「加藤ルミ。寮が同室だから迎えに来たんや。」

「私はルミちゃんについて来たの。よろしくね！」

いちご「こっちこそよろしく！いちごでいいよ！」

ルミ「ほな行こか。いちごちゃん。」

いちご「あっ、ちょっと待って！」

「ん？」

あっ、今度はマドレーヌ置いてる笑

いちごちゃん、面白い子だなぁ。