Story.15 ページ17
よし、私も頑張ろう。
う〜ん、どんなのにしようかな?
ホイップ「ねえ、A。」
「わっ、びっくりした!」
いちご「Aちゃん?」
「な、なんでもないよ〜。独り言だから。」
いちご「そっか〜。」
「(小声) で、どうしたの?」
ホイップ「私、最近美味しいチョコホイップを生み出したの。今度のテストでそのチョコホ
イップ、使ってみない?」
「(小声) えっ、いいの?」
ホイップ「ええ。私としてもいろいろな人の意見が欲しいから。」
「(小声) ありがとう!じゃあ早速作り方、教えて!」
ホイップ「もちろんよ。」
樫野「アホ!」
いちご「えっ?」
「えっ、なに?」
樫野「チョコを湯煎するのに、なんでそんな沸騰したお湯使ってんだ!?」
いちご「えっ、え〜っと…。熱いほうが早くチョコが溶けるかなぁ、って…。ダメ?」
樫野「ダメに決まってんだろうが!」
「チョコは高温になると分離するの。だから60℃を超えないように常に温度計をチェックするこ
と。いちごちゃん、これ基本中の基本。」
ホイップ「天野いちご、呆れたわ。」
いちご「えっ、なんの声?」
「き、気のせいじゃない?」
樫野「そうか?」
「う、うん。」
いちごちゃんも樫野くんもスイーツスピリッツがついてるんだった!
あとでホイップ怒らないと。
樫野「とりあえず天野。超ビギナー向けの本でも読んで作り直せ!」
いちご「はい!」
.
.
「(小声) できた!」
ホイップ「食べてみて?」
「(小声) いただきます。ん!美味しい!なんか不思議な食感。」
ホイップ「このクリームならスポンジケーキがあうと思うわ。」
「(小声) だね。じゃあどんなスポンジケーキにするか考えよう。」
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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月18日 10時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひーちゃん | 作成日時:2017年10月31日 14時