二十話 生まれた時からずっと ページ20
ドアを荒々しく開けると、下級生の目線は全て俺に注がれた。
何故上級生がこの教室に着ているのかと
皆ぽかんと口を開けている。
あれ…
どうしてかな…
人からの目線が何より怖かった筈なのに…
怯えていた筈なのに…
こんなにも多くの視線を受けているのに……
今は、どうして何も感じないのだろう……
教室の一番端で、自分の席に座りながら友達と話しているAにづかづかと近付く。
Aは、どうして俺がここにいるのか分からないようで、口をぽかんと開け、つぶらな瞳に俺を映している。
ふふ…。嗚呼、可愛いなあ…。
そう、そうだよ。
その澄んだ瞳には俺だけを映せばいいんだ。
來夜「A。」
だって君は
生まれた時からずっと
來夜「今日はもう、お家に帰ろうか。」
俺のものなんだから。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時