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十三話 凍った涙 ページ13
気付いた時には雨の中、歩道橋の上にいた。
頭から冷たい雫が頬へ滴る。
身体が凄く冷たい、痛い。
……でもどうでもいいや。
どうにでもなれ。
今日は強い雨だ。
ザアザアという激しい音が鼓膜まで伝う。
荒ぶる風は木々をぐにゃぐにゃと揺らした。
その木々はまるで生きていて、自分の意思で踊っているようだ。
激しい雨で、目の前は見えない。
ただ灰色の霧だけが視界を独占している。
來夜「僕が悪いの！！？」
僕の声は意思を持たない土砂降りなんかには負けなかった。
來夜「僕はこんなに頑張ってるのに！」
お父さんに認められたくて頑張ってるのに。
來夜「なんで！なんで！なんでッ！！」
僕はもう、涙すら出なかった。
父に対する憎悪、憎しみ、怒り、怨み
その感情は、本来出るはずであろう涙さえも凍らしてしまった。
そして、僕の心も。
「憎いか？」
刹那、雨の音さえも聞こえなくなるような声が背後からした。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (
レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年5月16日 23時
