二話 僕の天使と ページ2
病室の外の廊下で数時間待った後、俺達は部屋に通された。
純白のふわふわのタオルに包まれた小さな赤ん坊。
そのタオルは、純白の翼のようで、正に天使そのものだった。
「Aちゃんよ。触ってあげなさい。」
母にそう言われたが、俺は怖かった。
泣き続ける赤ん坊が、怖い。
怖い。
怖い。
怖い。
なんで泣いてるの?
何が悲しいの?
僕も悲しいよ。
泣かないでよ。
僕と同じ想いをするの…?
ダメだよ…。
俺はそっ、と彼女の柔らかい肌を優しく撫でた。
ほんのり感じる体温。
その時、その小さな赤ん坊が
俺に向かって笑った。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時