君には言えない。2

イラだち ページ17

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「かーいとっ」



「大丈夫なの、体調」



「だいぶ楽になった！昨日ごめんな」




それは何に対してのごめん？



ご飯一緒に行けなかったことなのか、

…彼女のことか






「打ち上げは一緒にご飯行けるから！」




「気をつけろよ。無茶するからお前」





…そっちのごめん、か。
気遣ってんのなおさらきつい。







「イライラしてる」




「なに？」




「海斗、言いたいことあるなら言いなよ」




「…別に今言うことじゃないし。」




「じゃー帰り！一杯しよ！そん時！」




「お前お酒飲めないじゃん、未成年。笑

あと今日はやめとけ。本調子になってから。」




「優し、じゃあ明日、ココアで一杯！どう？

舞台最終日の前日だし普通に話したい」




「…あり。」









イライラが態度に出てた、情けない。


元太のこんな所に救われてる。




Aちゃんも、そんなところに惹かれたのかな。








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夜電話したけど、やっぱ昨日のことには触れられなくて。
別に何も言ってこない。


ってか、毎日の電話やめた方がいいか。






だって君にはもう相手がいる









でも、まだ希望を持ってる自分がいて


どんだけ足掻いても好きなんだ。






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