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『……サッカーやってたから今の自分があるし、素敵な仲間にも会えた。今更辞めたくはないよ、母さん』
母｢………そうね。娘が好きな事を辞めさせようだなんて…一瞬でもそんな事を思ってしまって、ごめんなさい｣
『いいよ別に。母さんの気持ちも分かる』
パッパと飲み物を買い、2人の話を扉越しに聞いていた。
まあお母さんが聞こうとしていた事は薄々分かってたし、Aちゃんがそんな簡単にサッカーを嫌いにならない事も知ってた。大方予想通りってところかな
母｢…ごめんなさい。そろそろ会社に戻らないと…｣
『分かった、頑張ってね！』
紫｢！！｣
ガラッ
紫｢……｣
いきなりの事で隠れようと思ったけど、隠れられそうな場所がなかったので、帰る方向とは反対の壁に背を張り付かせる。
…けど、先程の事に落ち込んでいるのか僕には気付かずそのまま帰って行った
紫｢…お母さん、落ち込んでるね｣
『心配かけちゃった。ダメな娘だね、私』
紫｢…そんな事ないよ｣
『そうかな？
…ところでいつから聞いてた？』
紫｢結構最初から。話の内容気になったし…てか気付いてたんだね｣
『いや買うの早すぎじゃんw』
…サッカーをしている時のAちゃんは、凄く楽しそうで真剣な表情をしている。
けど、今回は違った。学校で行けなくて、連絡もらって病院に来て、帰って家で録画を観た。
その時の表情は、怒りや恨みが表に出ていた。
まあ、当たり前だよね。大切な仲間がああなれば誰だってそうなる
『…私さぁ…キャプテンなのに、何も出来なかったんだよねぇ…
鬼道君から任されて、不安だったのを皆に励まされて、それだけでも不甲斐ないのにさ？始まった途端、あれよ。
何の為に鬼道君からキャプテンマーク預かってたんだって話しだよねぇ〜』
僕から受け取った飲み物の缶を弄りながらそう言った。
慣れないキャプテンという事もあって、かなり責任を感じてるんだと思った。
……こういう時って、なんて言えばいいのかな
『って、こんな事言っても仕方ないか。
でも………』
紫｢…でも？｣
『……せっかく特別出場できたんだから、もう一度雷門と戦いたかったなぁ』
紫｢…｣
その言葉を聞いて、思わずAちゃんの頭を撫でた
『なになに？珍しいな…』
紫｢いつも撫でる側だもんね｣
『だって撫でやすい位置に頭あるし』
紫｢遠回しに人の事チビって言ってるよね。確かに身長140cm台だけど｣
『認めてんじゃん』
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ひぃ(プロフ) - 星猫さん» 垢が違いますが本人です。素敵と言って貰えて嬉しいです…ありがとうございます！更新は遅いですが、これからも頑張っていきます(返信が遅くなりすみません) (2021年12月30日 18時) (
レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もう一つのｐｃがしました。初めまして！とっても素敵です！高評価しました！ (2021年9月8日 14時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなな x他2人 | 作成日時：2020年1月3日 18時
