【ωrωrd】元・世界最重要指名手配犯【男主】

#82 ページ44

しんぺい神side



sn「グルッペン…！！」


俺は走って乱れた息のまま総統室に入った。



朝食を済ませると、集中治療室に異変があった事を知らせる通知音がインカムに聞こえたため、

俺は集中治療室に足を運んだ。



そこに到着すると、Aくんの姿は無かった。



gr「…なるほど」


sn「もしかしたら侵入者とかに連れて行かれたんじゃ…」



gr「だが、ロボロから侵入の話は聞いていない」



rbr「グルッペンッ！」

俺達のインカムにロボロの声が響いた。



rbr「俺がモニターから目離した隙にAの姿が集中治療室から消えとる…！」


俺とグルッペンは顔を見合わせる。


gr「…不審な者はいたか？」



rbr「おらん…。警報もなってないしな…」




グルッペンは大きな溜息をついてからインカム越しに
幹部全員へ連絡を入れた。





gr「Aの姿が集中治療室から消えた。

皆で城壁内を探せ。必ずAを見つけ出せ」



ハイル・グルッペンが耳に響いた。





Aくん、無事だと良いんだけど…。






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