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ゾムside
頭に血が上って勝手に行動してしもた。
これ以上動くとAを撃つと言われ、俺は動くのをやめた。
俺は国王の持つ銃をこめかみに当てられた。
θ「お前が動いたら撃つぞ。お前も、こいつも」
Aは床に手をついたままや。
A、大丈夫なんか。
いや、大丈夫やないよな。
めちゃくちゃ苦しそうやもんな。
θ「…こいつのせいで自由に動けないだろ?
守るものが多いって大変だな?」
国王は気味の悪い笑みを浮かべながらそう言う。
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Aがこれをシャオロンに言った時も
守るもの、は俺やった。
あの時も、今も、俺が足を引っ張ってる。
きっと俺がいなければ、
Aはここに入って来て他の兵士に脇目も振らず
国王の首を取る事が出来たのだろう。
きっと俺がいなければ、
Aはいずれ戦争ではなく暗殺としてこいつの首を取りに来たのだろう。
きっと俺がいなければ、
Aは兵士に銃を突きつけられても止まらなかっただろう。
きっと俺がいなければ、
Aはコイツが自分の父親だと知る事は無かっただろう。
きっと俺がいなければ、
Aはこんなに苦しまなくても_____。
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きっと俺がいなければ、
貴方はもっと強かったのに_____.....
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りと - お疲れ様です!何と言ってもあの話が…と言いたいところですが何故か一番好きなのは作者様の敬語でユニークなことを言ってる時ですかね…(何だこいつ)兎にも角にも、楽しませて戴きました!面白い作品を世に放って下さり有難う御座います!! (7月24日 9時) (レス) @page50 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - わんぱんさん» そういうことです!読んでいただきありがとうございました! (2020年11月22日 20時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん(プロフ) - ああああ!!!61とか紛れ込んでると思ってたがそういう事か!すごい面白かったです!感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2020年11月20日 7時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます…! (2020年4月23日 19時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - お疲れ様です。とても感動しました。 (2020年4月22日 14時) (レス) id: 4d71c550a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さささ | 作成日時:2020年3月18日 8時