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136 詞 ページ49

ユキ「…」



ボロボロで擦り傷だらけのユキは俯いて、どこか申し訳なさそうに立っていた



町「ユキちゃん」




町田が声をかける




町「怖かっただろう。
…さ、一緒に家に帰ろう?」




背の高い町田がユキと目線を合わせるためにしゃがむと、今まで我慢していたのか堰を切ったようにユキの目から涙が溢れる




ユキ「うわぁぁあん!!!
もう…もう一生会えないかと思った…!!」




ギュッと町田に抱きついたユキは初めて会ったときよりかなり幼く見える




町「帰ろう、もう大丈夫。
辛かったでしょ、気づいてあげられなくてごめんね」




そういってユキを抱えたまま立ち上がる




町「皆さん、本当にありがとうございました
お世話になりました。」



町田が穏やかな顔でそう言ったあと、俺に近付いて来る



町「貴方にも、ちゃんと居るじゃないですか
言葉がなくても分かり合える相手。」


貴「へー?誰なんでしょうね、ソレ」



笑って言うと町田も少し可笑しそうに笑った



町田の手の中で、目が泣きすぎで真っ赤に腫れているユキがニコリと笑う




ユキ「…助けてくれてありがとう」




そんな顔して笑うのか


西日で動物を人間に、人間を動物に戻す雪がキラキラと反射する






今頃はこの動物化現象が夕方のニュースで取り上げられていることだろう






銀「…じゃ俺らも帰るか」

定「アン!」

新「今日の夕飯何にしましょうかね」

神「ハンバーグ!ハンバーグがいいネ!」

新「ハンバーグかー…
そうだな、豆腐ハンバーグなら出来るかも」

銀「あ、今日ジャンプの発売日じゃねーか
色々あって忘れてたなァ」

新「じゃあコンビニにでもよって帰りますか」








…“言葉がなくても通じ合える”ねェ




そんな相手、俺にはいいよ





見透かされたら困るじゃねーか







銀「おーいA!!
帰るぞー」





呼ばれて俺はゆっくりと3人と1匹の影を追った。

いつもありがとうございます→←135 決



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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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