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町「ユキちゃん、だよね…?」





町田が白い少女に向かって言う






町「やっと、やっと会えた!!
ずっと探してたんだよ?!いったい何処に…」






否定はない、ということは恐らく町田の探している白猫のユキというのはこの少女なのだろう





ユキ「花人くん…わ、たし…」





だが、“ユキちゃん”は嬉しそうではない





異様な雰囲気でいたたまれなく、銀時とコソコソ話す





銀「おい、何がどーなってんだこりゃ」

貴「いや、こっちのセリフ
お前らなんでこの子と一緒にいんの
なんで猫に狙われてんの
ていうか神楽どこ」

銀「お前らも狙われてんじゃん
ていうかそのひ弱っぽい男誰?
こんな路地で何してたわけ」

貴「何にもねぇよ
俺達も狙われてたんだよ、状況察しろよ
神楽どこだよ」





しばらく二人の間に沈黙が続いていたが、最初に言葉を発したのは町田






町「僕と一緒にいるの…もしかして、嫌になっちゃったのかい…?」




寂しそうな笑顔を浮かべて町田は頬をかく




ユキ「っ、」



一瞬顔をゆがめたが、否定の言葉もなく俯く少女


そのあと静かにコクっと頷いた







町「そっかぁ…それならしょうがないね…」





力なく笑った町田




…え、気まずい。






銀時に目をやると、何が何だか分かんないけどめちゃくちゃ気まずいです、という顔をしている



分かる







戸惑って“ユキちゃん”を見ると一粒、確かに地面に涙が落ちた







貴「…」






その時、影に覆われる






「見ーつけた」





ぱっと顔を上げると、屋根の上から猫がこちらを見下ろしていた




しまった




そう思った時にはもう遅く、猫達に囲まれる




さて、どう逃げるかね…

2人くらいなら抱えて跳べるが




ていうか神楽どこ←



考えを巡らせていると、





ユキ「やめてください!」






ユキが猫に向かって1歩前に出ていった





ユキ「この人達とわたしは…
なんの関係もありません。」


「いや、でもあにゃたはこの男が…」




1人の猫が言いかけるが、ユキがそれに被せるようにまた言った




ユキ「こんな人間、どうとも思っていません!
いずれは動物になるんだから放っといてもいいでしょ…!!」




そう怒鳴ると、俺たちを囲んだ猫の後ろからブロンドの髪で青眼…と言ったら聞こえばいいが



なんていうんだろう、それの無駄遣いといえるくらい太っていて鼻の下にでっかいホクロがある無駄にまつ毛の長い猫耳の生えた男が出てきた。

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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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