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時の流れにまかせて。 ページ37

意識が戻らないまま、1週間。


見舞いにいける日は病室に通った。


今日もまた、見舞いに行く。


最近の変化としては


暫定1位になったこと。


でも、2位の巨人との差は0.5。


いつ、抜かれてもおかしくない。









か「あっ、鳥谷さん。いつも、ありがとうございます。」

鳥「ええねんって。好きで来てるから。どう、調子は?」

か「さぁ?どうぞっ」







彼女のあいまいな返事には困らされる。


西岡に言っておかないとな・・・・








か「雲ー、お客さん。」





えっ・・・





貴「うん・・・あっ・・・・」




あ、この声・・・





鳥「よっ」








やっぱり。



俺の大好きな彼女だ。




大きな目から大きな粒を流して

ニコニコして、「おいでっ」って言ってくれる雲。



当たり前のこと。


俺は、抱きつく








鳥「おそいよー、遅すぎるねん。どんだけ心配させるねん。」

貴「ごめんね。もう、こんなことにならないように気をつけるね。」






個室でよかったと思う。



だってかんなに止められんかったら



ずーっと、抱き合ったままやったと思う。





鳥「俺、お見舞い来てたんやで。わかってた?」

貴「ごめん、知らんかったわぁー・・・w」

鳥「ひどいわぁ〜・・・長野とかは来てはったん?」

貴「ううん。来ないよ。でも、声は聞けた。」

鳥「そっか・・せや、これ・・・」






ジーンズのポッケから出すのは





貴「あ・・・・」






ダイヤのついたネックレス。





鳥「受け取って?」

貴「あ、ありがとう・・・」





あれ?そんなに嬉しくなかった?






パジャマの上のボタンを握り締めながら




さっきとは打って変わって



辛そうに涙をながしていた・・・

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設定タグ:鳥谷敬 , 読売ジャイアンツ , 長野久義   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:うさぎ | 作成日時:2014年1月7日 20時

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