天国に一番近い君。 (ページ12)

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覚悟side長野ページ12

午後からの練習を前に雲に逢いに行くことにした。

坂「おどかそーかなっ♪」

長「殺すきかっ」

今のところ元気な雲だけど

いつ発作が起きてもおかしくはない。

医「・・・長野さん。ちょっと。」

長「・・・勇人先いってて。」

坂「はい。」

なんか、胸障りがする。

気のせいであって欲しい。

長「先生、なにか？」

医「雲さんのことなのですが・・・」

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心臓に悪いもの、するものは昔から避けていた。

ジェットコースターや走ったり飛んだり・・・恋したり。

負担を少しでも減らすように頑張ってきて、

今の状態。

余命２年。

宣告されたのは今年だっけ。

正直おどいたよ。こんなにピンピンしてるし

軽い発作が起きても薬で押さえられる。

長「じゃ、じゃあ・・・雲は・・・・」

医「・・・・・・・・。」

なんか言ってくれよ。

大丈夫だって、もう平気だって。

お願いだから

元気だから

もう大丈夫だから。

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医「あと・・・１年もつかどうか・・・」

お願いだから

居なくならないで。