17 F ページ17
太輔 side
ひろの恋人になれた···
" ひろ "って呼んでみたら少し照れた
でも " 姫 "って呼んでくれる、ひろが居る
「姫?もうこんな時間だけど、どうする?」
時計を見たら、もう2時になってた
「あ···帰るよ?」
「どうせなら泊まっていけば?
今なら俺の腕枕付きだけど(笑)」
「···あ、泊まるっ」
ひろの腕枕···
自分の顔が少しだけ熱くなった
「じゃあ、姫の着れそうなスエットは···
あ、これでいいんじゃね?」
ひろにスエットと新しい下着を渡される
「あ、風呂どうする?俺と入る?(笑)」
「···え···っ」
「嘘だよ(笑)」
ひろがお湯をためてくれた
チャポンっと入れば、頭の中はひろでいっぱい
ひろは、ひろの前では
キングにならなくていいと言った
そんな事を言ってくる人は
今まで、誰1人いなかった··
ひろが初めてだった
キス〇イでデビューしてキングになってからは
誰にも甘えられなかった
自分はずっとキングで居なくちゃと思ってきた
ー···それが、キ〇〇イの藤ヶ谷、だったから···
でも···
ひろには甘えていいの?
ずっと隣に居てくれるの?
ひろには全部見せていいの?
凹んでる時の俺も?
気が付いたら、涙が溢れていた
涙が止まらない···
俺···こんなに、いっぱいいっぱいだった···?
「···ぅ、ヒック···っ」
「姫〜?大丈夫か?」
上がって来ない俺を心配して、
ひろが来てくれた
「···ひ···ひろぉ···」
「どした?···泣いてんのか?」
「···ひろ、
ほんとにキングじゃなくてもいいの···?
そんな俺でも···いいの?ヒック···っ.
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作者名:姫毬 x他1人 | 作成日時:2019年12月29日 0時