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「ごちそうさまでした。」
持ってきてくれた一式を食べ終わり、蓋をする。
体調不良だと気遣ってくれているのか、レオはやたらと大人しい。
私はといえば相変わらず体がだるく頭がクラクラする。
団長に指摘されるまでは体調の変化に気付きもしなかったのに、自覚してしまってからは次から次へと症状が出てくる。
前に熱を出したのは遥か昔、子供の頃の話なので勝手がわからない。
大人しくしていれば治ると思うけど…。
「では大人しく寝てるのだぞ。」
「はーい、ありがとうね。」
立ち上がったレオはお盆を手に取ろうとして、ふとこちらを見た。
そんなレオを見守っていた私の視線とレオのそれが、交わる。
ーーーぴとっ
「ひぇ…っ！」
「…ハッ！すまん‼」
突然レオが手を伸ばして私の耳元、首のあたりに触れた。
一瞬の事で反応できず、素直に触られた私は突然与えられたその手の冷たさに つい小さな悲鳴をあげてしまう。
それを聞いたレオが慌ててその手をどけた。
「ね、熱が上がったのではないかと思ってな…！突然触れてすまなかった！」
何故だか私以上に真っ赤な顔でそう言うレオは、その視線をあらぬ方向に向けて慌てている。
今朝の団長もだけどこの兄弟、突然だな。
「上がってるかな？自分じゃわからなくて…。」
「そ、そうか。…………もう一度、触れても良いか？」
今度は私にそう聞いてくる。
手の冷たさも、来るのが分かっていれば大丈夫。
いいよと返事をすれば、おずおず伸びてくる手。
触れた手の冷たさが心地よく、そのまま貼り付けておきたい衝動にかられる。
「レオの手、冷たくて気持ちいー。」
「そうか？俺は元々体温が高い方なのだが…もしや結構高熱ではないのか⁉」
「かな？」
そんなやり取りをしている時だった。
何やら部屋の外が騒がしい。
同時に気付いた私とレオが扉の方を向いた瞬間、騒がしさの元凶であろう人物が部屋の扉を開け放った。
「A！貴様ノゼル兄様と婚約とはどういう事だ説明しやが…れ……。」
突如私の部屋に乱入してきたソリドが、私達を見て固まった。
…なんだこの状況。
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
