【歌い手】都市伝説系歌い手７。【男性声優】

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眞弥「かんぱーーーーい！！！！」




デジャヴか()(｛８７｝参照)

ノンアルのチューハイを飲みながら、私は心の中でツッコミを入れた。


いやあ、もうね。うん。
例のごとく眞弥パパが貸し切ってくれたんだよ。
新庄駅近くのルートオン。
こわい。結構な経済力をバンバン使う癖にこの【都市歌】で登場ゼロとか･･･こわい(２回目)

で。
ルートオンの宴会場みたいな所で私達は打ち上げをしていた。いやなんの打ち上げやねん。
･･･ま、みんな楽しそうだしいっか。


っと･･･忘れる前に呟いとかないと。

私は「トレ！！！ビアァンンンンッ！！」って全力で月山なうな宮野さんと「ネタい手の本気見せまーす！！」ってテンションおかしいオブおかしい詩人さんとクプラくんがステージ上でカオスってるのを横目に、スマホでツブヤキを開いた。




A「･･･これでよし、と」

天月「なにが？」




カシオレを片手に、すとんと私の隣に座ったのは天月くんだった。

ほろ酔い･･･かな？
なんかいつもより饒舌な気がする。




A「お、天月くん。
ツイートしたから、多分みんなのタイムラインにも流れてるよ」

天月「あー･･･さっき言ってた重大告知？」

A「重大･･･って言っていいのか解んないけどね」

天月「･･････いや、これ重大告知でしょ･･･！」

A「まだ確定事項じゃないし、かもしれない段階だからね？」

天月「そうだとしても･･･もし実現するなら子わんこの僕としては嬉しいよ」

A「え、天月くんって子わんこだっけ？」

天月「デモＣＤも１ｓｔアルバムも、持ってる。そらるさんのオリジナル曲歌ってて、凄い羨ましかったよ。Aちゃんって、歌い手の曲歌わないからそう言うのＮＧだと思ってた」

A「いやＮＧって訳じゃないよ、てゆかなんで天月くんが羨ましがるの？」

天月「羨ましがるに決まってるじゃん。
だって、僕はAちゃんが･･････(ハッ)」

A「私が？」




それまでペラペラと言葉を紡いでいた天月くんが、我に返ったようにハッとなって「な、んでもないっ」と私から顔を背けた。
その顔は赤い。

あー･･･あれかな。
天月くんって、酔うと本音出ちゃうタイプなのかな。
てか、待って？


この既視感。
久々にきたかもしれぬ()

私は尚も顔を背けて目を合わせようとしない天月くんの肩を、ぐっと引き寄せた。

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