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「⋯ってことあったよねぇ」
「あー、あったあった⋯⋯まだ怒ってる?」
「あったりまえやろ!人がどんな気持ちで言葉にしたと思って⋯」
「だってやっぱそれはさ、俺から言いたかったから」
「もぉ、ほんとに振られたかと思ったから、あれ」
今じゃすっかり笑い話になって
今じゃすっかり2人の思い出になった
でもあの時ほんとに少し傷ついたんやで?
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それはまるで転んで擦りむいたのがカサブタになって綺麗に取れたのに跡が残る⋯みたいな
痕をつたって掴んだまま離さないで引き込んで
「もーごめんて、ねぇあの時と変わらず俺は流星のこと大好きやで」
「あーずるい」
ふふふと笑いあってキスをすれば
ほら そんな傷跡気にならないでしょ?
(喜怒哀楽にあなたが染み込み、)
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咲希@skrmc(プロフ) - 50話まで書き切りありがとうございました。更新してくださっている間、とても素敵な時間を過ごせたと思います。度々気になっていた最後の「()」。あれは歌詞だったのですね。また恋香さんの小説が作成され、機会があればまた読ませていただきます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page49 id: ede94865a4 (このIDを非表示/違反報告)
rinu - 純愛でした♥ (2022年4月6日 0時) (レス) @page33 id: d47608d8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋香 | 作成日時:2022年2月15日 16時