【テニプリ】"必要"としてください。

し ページ8

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私はいつも通り部活に向かう

A先輩来てるかな？





目的地に着くと、真田先輩と柳先輩がいた

やっぱ来るの早いな〜





神崎「真田先輩、柳先輩！早いですね」



真田「む？神崎か」



柳「神崎もだろ？準備が早いから、すぐに練習を始められる」



神崎「＿＿え？」





準備なんて、来たばっかなのに出来るはずない

もしかしてA先輩が＿＿？





神崎「これ私じゃなくてA先輩がやったはずなんですけど＿」



幸村「おや？三人で何を話しているんだい？」



真田「幸村か」



タイミングよく幸村先輩がやってきた

私は内心焦るも、頑張って伝えようとする





神崎「先輩方！この準備されてるのはA先輩がやって＿＿」



幸村「＿＿A？誰だい？」



神崎「ゆ、幸村先輩＿？」



真田「ここのマネージャーは神崎しかいないだろ。疲れてるのか？」



柳「きっとそうだろ。今日は大人しくしてるといい」





なんで



どうして





A先輩のことを忘れてるの？

私よりもずーっと前からマネージャーをやってる先輩ですよ？





A先輩がいたから全国優勝したんじゃないんですか？





幸村「Aさんって言う人、瑠花の知り合いかい？」



神崎「じょ、冗談はやめてくださいよｯ！？A先輩はマネージャーで、私のｯ＿！」



幸村「もういいよ。今日は練習見てるだけでいいから……ね？」





ポンッと私の頭に優しく手を置く幸村先輩

いつもなら嬉しいはずなのに



心地いいはずなのに





神崎「……ｯ…」









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嬉しくない



心地よく感じない









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取り敢えず今日は大人しくしていよう

その代わり、いつも以上に選手の観察をしよう




神崎「……これはあまりにも酷すぎですよ」





こんなのA先輩の存在を否定しているのと同じだ



私にとってA先輩は憧れの存在なのに

て→←と

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