Episode.37 ページ39
「国木田さーん、報告書出来ましたー。」
「ああ、太宰がマフィアに囚われた時の奴か。」
「……多分太宰さん、Aちゃんが書いたのだから私報告書書かなくていいよねって言ってきますから。そしたら国木田さん。奴の鳩尾に一発拳を入れてやってください。全責任は私が負います。」
「……分かった。」
翌日。昨日、というか今朝4時に家に帰ってきたが、こんな時間から寝ると翌朝起きれない。ということで個性で身体をバラして体力回復をした後太宰さんがポートマフィアに捕まったのを助けに行った時の報告書を書いた。
そして国木田さんに提出したところである。
うん、やることもないし街にクレープでも食べにいこう。勤務時間内だけど。
「んじゃ、パトロールでも行ってきまーす。」
サラッとそんな嘘をついて外に出ようとすると、国木田さんの目が光る。
「待て小娘！貴様またサボるつもりか！全くお前といい太宰といい何で此の事務所には問題児ばかりなのだ！」
「なっ……太宰さんと一緒にしないでください！！ちょっと街で遊んでくる……あっ違う！街の安全を見回ってくるだけです！！行ってきます！！」
扉は既に国木田さんに抑えられている。私は窓際にダッシュして窓を開けると窓枠に足を掛けた。国木田さんが鬼のように指示を出す。
「チッ、窓から逃げるつもりか……！敦！捕まえろ！！」
「えぇっ！？僕ですか！？」
「敦くんには捕まんないですよ国木田さん！さらば！」
「クソっ……独歩吟客“
「はぁ！？異能力使うのはずるい！！ルール違反！！」
「貴様が事務所の規則を守ってから言え！」
結局、窓から飛び下りた途中で国木田さんのワイヤーガンで巻き取られ、ぐるぐる巻きにされて捕まった。
まあぶっちゃけワイヤーを個性で分解すれば逃げ切れたのだが、国木田さんのガチギレ1歩手前の冷え切った目を見て逃げるのを観念した。
「国木田君もAちゃんも朝から元気だねぇ。」
国木田さんに押さえ付けられていると太宰さんがやってきたので睨みつける。
「太宰さん、アンタのせいですからね。報告書は？書いた？」
「おや？Aちゃんが書いたのだから私は書かなくても良くない？」
「……アンタのせいで要らん仕事とレポート増やされた私の怒りに触れたくないなら書け。」
「分かったから人が殺せそうな目付きで私を睨むのを辞め給え。」
結局、渋々私も太宰さんも仕事を始めたのである。
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くまのん - 素晴らしいです!今迄私が見てきたヒロアカと文ストのクロオバはヒロアカ厳しめ多くて辟易してたので、どちらも厳しめではなく話と構成もしっかりしている。最高です。 (3月16日 21時) (
レス) id: d0f6523921 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 近藤。さん» こんな絵で宜しければどうぞ使ってやって下さい(笑)ヒロアカのコスは奇抜なので書きにくいですが文ストのはどちらかと言えば描きやすかったので……あと、私も治崎ちゃんが尊いです(笑)治崎ワールド楽しくて愛してます！ (2019年6月13日 23時) (レス) id: 8ea1936098 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - kyokapi23さん» 拝見させていただきましたありがとうございます！！世界観がいいですね！文ストの世界観！に合った服装のウチの子が尊いです(親バカ) 皆さんに紹介させて頂いてもよろしいですか？ (2019年6月13日 22時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 下手ですけど、イメ画描いてみました！もしよろしければ見てみてください！ http://uranai.nosv.org/img/user/data/f/1/d/f1d7c31c06cc57bd5422263b48a34b83.jpg イメ画の送り方がイマイチなのでダメでしたら言ってください(笑) (2019年6月12日 22時) (レス) id: 8ea1936098 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - 幸希さん» 中也はいじりがいがあって楽しいですねー笑 この絡みをやる為に夢主の身長を163cmにした甲斐がありました笑 中也とは末永く絡ませたいので楽しみにしておいて下さい！！ (2019年5月20日 18時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2019年4月20日 14時
