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可愛いひと ページ18






すっきりと晴れ、旅行にぴったりな気持ちのいい青空が広がる。

「おはようございます!」

「おはよ!あーっ旅行とか久しぶりだから楽しみだなー!」

「俺もです!楽しみましょう!」

「うん!」

集合駅から目的地までのバスは自由席だったけど、自然と光先輩と隣で座る。
先輩も何も考えず俺の隣にいてくれることが嬉しい。






「わーかれすいさんってすごいね〜きれー」

かれすいさんって

「っっっ」

「どした?」

「先輩、枯山水、ですよっ」

よく分かってない様子で首をコテンとかしげる。

「かーれすぃ」
「かれさんすい」

「あっ!枯山水!え?俺そう言ってたけど?」

「言ってないですよ〜かれすいさん、って居酒屋じゃないんだから」

「もー!ばかぁ!」

「その言葉そのまま先輩にお返ししますー!」

「むぅ、先輩をうやまえー!」

こつん、可愛いこぶしがおでこに飛んでくる。

「えへっ」

つい生ぬるい声が出てしまう。

「ゆーとかわいー」

俺を指差して冷やかしてくる。

「可愛くないですー」

その言葉、倍以上にして先輩にお返しします。






「みなさんお疲れ様です!今日は最後まで楽しみましょー!カンパーイ!!」

「「「カンパーイ!」」」

「よお、隣来ちゃったよ〜」

「おーう、お疲れ」

「や〜古都はいいですね〜癒されたー」

「だねー、」
「ってかさお前ずっとどこいたんだし、同期でかたまってたのに」

「えっそうだったの?先輩といたけど…」

「はっ 、裕翔、光先輩大好きだなー、ねぇ?!光先輩?!」

ちょっ、そういう事!!

「ん?そおだよ?」

「へっ?」

「仲良しだもーん」

そう言ってだらーんと肩を組んでくる光先輩。
そういう所、ほんとに…
うれしいけど、心臓に悪いです。






ホテルの部屋に着いて、二人座れるか座れないか位の小さめのソファに身を沈める先輩。

「ふぁああ、足疲れたぁ〜」

「お疲れ様です」

「でも楽しかったあ!薮忙しいからなかなか一緒にお出かけできないからさー」

「そうなんですね、寂しいですよね…」

「うーん、でも薮今の仕事すごく楽しそうだから、それより応援したい!」

「先輩えらい!」

パチパチ
俺も慧を応援してるけどね、恋人じゃないからまた違うけど

「ふふーん」

目尻をとろけさせて笑顔で見上げる先輩。
反則…


「あ、先輩、コーヒー飲みます?」

「うん!飲むー!」

「買ってきますね〜」

「あーとぉ」






間違い→←_.



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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます!早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです!スピンオフ待ってます! (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆんぴょ | 作成日時:2019年6月7日 11時

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