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日曜日はひざしにいちゃんが構ってくれるから好きだ。
リビングで勉強してたら、降りてきて、
この時、出かけない日はジャージかスウェット。 髪は後ろで括って、サングラスは掛けてない。 正直かっこいい。
おじいちゃんもおばあちゃんも出払ってから来るんだから、この人は絶対に策士だ。
「べんきょー。 ねえ数学教えて先生」
「俺の担当科目は英語だっつの」
そう言いながら、どこ？見してみって言って隣に座るとこ好き。
でも大抵は、ゲッ、これ応用じゃんって顔を顰めてわかんねって言う。 可愛いって思っちゃう。
「英語でわかんねーとこねえの？」
「文系得意なので間に合ってますー」
「へえ……
「
「
「
「
ひざしにいちゃんはケラケラ笑った。 楽しそうで、私も釣られて笑う。
「Aの中で俺Aのこと好きなんだな！」
「うん、そうでしょ？」
「ああそうだな……好きだよ」
目が細められて、さらりと平然と言われる。
その「好き」が、私の望む「好き」じゃなくても私の胸はきゅんと疼く。
「あ、照れた！ Aチャンってばかぁわいい！」
「腹立つー！」
照れ隠しをするように見せかけて、逞しい胸に飛び込む。
ちゃんと受け止めて、抱きしめ返してくれる。
よしよーしなんてふざけながら、頭を撫でてくれる。
この
どこまでも優しくて残酷。
けど、この男に拒否されたら私は泣き崩れて、きっと一生立ち直れない。
余計なことは言わないから、これ以上は望まないから。
この胸の痛みにも目を背けておくから。
だからどうか……このままでいて。
「頭撫でられるの好きだなァ」
「……んんー？ だって落ち着く」
「
「褒めてる？」
「どーだろーな！」
好き、大好き。
私を撫でるその手も、武器であるそのハスキーな声も、伝わる体温も、聞こえる鼓動も。
全部全部、愛して止まない。
「ひざしにーちゃーん」
「んー？」
「甘やかしてくれてありがと、大好き！」
視線を合わせてニカッと笑うと、満足そうにひざしにいちゃんは笑った。
「このっ、可愛いやつめ！」
「わーもう、また髪ぐしゃぐしゃ！」
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Able(プロフ) - ぬっこさん» コメントありがとうございます！！遅くなり大変申しわけありません！リクエスト (？)ありがとうございます！ストックしてあるお話が途中なのでそれが終わってからにはなりますが、書かせていただきますので気長にお待ちください！ (2020年8月9日 11時) (
レス) id: cf9458e2c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - またまた読み返しております!! ほんとに大好きな作品です（´-` ）主さんのペースで更新していただけるとこちらも嬉しいです！ ｢君に誓う｣のマイクside読んでみたいなって思いました（´-` ） (2020年8月1日 22時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
can(プロフ) - ぬっこさん» 返信遅くなりごめんなさい、コメントありがとうございます！稚拙な文章ですがそう言っていただきありがとうございます！他作品の方にもコメントしてくださりありがとうございます。リアルが忙しくなかなか更新できませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 (2020年5月30日 16時) (レス) id: 756994877b (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - あああ、やばい切ない...好きですこの作品。 (2020年5月15日 12時) (レス) id: fb813ea952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Able | 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月30日 23時
