也川塗とそのお姫様

無理しないで ページ2

塗side

今日も厄介さんの依頼を受けている貴方。
透視する時は不安だからと、俺の膝の上に座って透視する。

あ:犯人は人がいなくなった隙を見て店内に侵入しています。あ、でもまだ中に人が…。っっ！？

厄:え？ど、どうかしたの？

塗:貴方…？

あ:ああ…中にいた人が…ナイフで何度も刺されて…。うっ…！

貴方はその光景が気持ち悪いのか、口元を手で押さえた。

塗:貴方、部屋行く…？

あ:大丈夫…。

厄:いや、もう無理しなくていいよ。ごめんね、この件は今日子さんに頼むから。

あ:いえ、やらせて下さい。もう犯人の足取りは掴めてるんです。

厄:でも、貴方ちゃんの体が心配だから。塗くん。

塗:ｺｸ

俺は貴方を部屋に連れていった。

あ:塗、私は自分の力で事件を解決したいの。

塗:だめ。俺の大事な貴方にこれ以上無理して欲しくない。今日はもう休んで？俺も傍にいるから。

あまり納得しない貴方を寝かせ、俺も添い寝する。あんまり無理しちゃだめだからね。

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