第6話 ページ9
キ「よろしくっつったって…」
ヒ「でもAちゃん嫌じゃないって言ってるよ、ね?」
困ってるキヨさんにそういうヒラさんは、次に私を見る。
な、なんかヒラさんに名前で呼ばれるのドキッとしてしまった。
『も、もちろんです!私は最俺が、キヨさんが大好きなので!嫌なわけないです!むしろ、人気者のキヨさんが私なんかに気をかけてくれてるのが奇跡みたいで…』
フ「わー、だいたーん」
『へ?』
フジさんがにやにやしながらそういったが、私には意味がわからなかった。
キヨさんが好きなんて、動画見ながらとか友達といつも言ってる事だから。
…でも、目の前に本人が、今はいる。
『っ!!』
理解した私は顔に熱がこもるのがわかる。
『ちが、そんなつもりじゃ!!そ、そう!ファンとして!!!』
こ「はっはっは!!んなことわかってるって!!フジあんま言ってやんなよー!」
そういってこーすけさんはフジさんの肩をばしっと叩く。
フ「そういえばさ、Aちゃん。」
『!!な、なんでしょうフジさん』
フ「それ!呼び方さ、もう俺ら友達みたいなものだからさん付けやめない?」
ヒ「そうそう、僕達もAちゃんのこと名前で呼ぶしさ。」
『え?!』
驚いた、さっきまで夢のような世界だと思っていた人達にそんなふうに言ってもらえるなんて。
こ「じゃあ俺も俺もー!」
キ「…俺も。」
『!!あ、ありがとうござ』
キ「敬語もなしな、友達なんだろ?」
『あ、ありがとう…えっと、キヨ。』
キ「おう。」
少し笑ったキヨさんに見惚れた。
ヒ「キヨずるいー、最初に呼んでもらってる!」
『ち、ちゃんとヒラ、って呼ぶよ?』
ヒ「ありがとーAちゃん!」
そうやって笑うヒラさんは可愛らしかった。
フ「今日は色々ハプニングあったし、打ち上げまた今度にすっべ!」
『す、すみま…いや、ごめんね。』
こ「元はと言えばキヨが悪いしな!片付けとかやっとくから暗くなる前に送ってやれよ!」
キ「わかってるよ、ほら行くぞ。」
『あ!う、うん!!あの!今日は楽しかった!!フジ、ヒラ、こーすけ!ありがとう!!』
そう言い残して、前を歩いていくキヨの背を追いかけた。
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ねこ助(プロフ) - 研磨LOVEさん» ありがとうございます!中々更新できず申し訳ありません…!亀更新ですが、頑張ります! (2018年8月15日 20時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
研磨LOVE - めっちゃ面白いです!更新、いつまでも待ってます。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 275071a833 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - ねこ助さん» 全然大丈夫ですょ!!!(*'▽'*) 気長に待ちますのでお身体には無理しなぃ程度に更新してくださぃ!( ´ ▽ ` ) (2018年4月18日 21時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ助(プロフ) - °☆*+.める.☆*+。さん» 応援ありがとうございます!まったり更新していくのでこれからもよろしくお願いします!!ヽ(*´∀`)ノ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - めちゃんこ大好きです!((唐突な告白)) 更新楽しみにしてます! (*'▽'*)頑張ってください!応援してます!!(≧∀≦) (2018年4月18日 16時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ助 | 作成日時:2017年6月30日 9時