検索窓
今日:18 hit、昨日:10 hit、合計:54,386 hit

第25話 ページ29

キヨから電話をもらってから翌日。

あの後のキヨからの連絡だとそろそろ来る時間だ。
今は昼前だし、キヨにお昼でも用意してあげようと適当にクッ〇パッドを見ながら料理をしている。

…流石に牛タンは準備できなかったけど。

ピンポーン


そんなこんな考えているとインターホンがなる。
私はパタパタと玄関へと向かう。

『はーい!』
キ「おーっす…あ、え?なんでエプロンしてんの?」

キヨは結構な大荷物をもって扉の前に立っていた。
今の今まで料理していたからエプロンをつけたまま出てしまった。

『あ…えと、中に入ったらわかるから!どうぞ!』
キ「え、お、おう」

半ば無理やりキヨをリビングに案内する。

『キヨがお昼前に来るって言ってたから、良かったらご飯どうかなって…あ、ご飯もう食べたりした?!』
キ「いや、食ってねえけど…なんか悪いな、しかも美味そう。」

キヨの言葉についつい舞い上がってしまう。

『良かった、じゃあ荷物適当なところに置いて座って!冷めないうちにどうぞ!』
キ「おう、いただきます!」

なんだか、こうしてキヨと同じ食卓に並んでいるなんて想像すらしたことなかったけど…

なんていうか、ちょっと幸せかも?

キ「なんかさぁ、こーいうのいいよな」
『え?』
キ「あー、ほら、友達ん家行って手料理出てくるっていうの」

キヨは何故かを選びながら私にそういう。

『そうかな?みんなは作ってくれないの?』
キ「男の手料理食っても仕方ねーだろ」

そう言って笑う。
男の子なら女の子の手料理食べたいとか、そういうものなのかなぁ。

『でもキヨならファンの女の子から色々もらうんじゃないの?』
キ「あー…俺手作りとか受け取らないんだわ。見ず知らずの人から貰ったもんに変なの入ってても嫌だし。」
『な、なるほど…』

私も気をつけなければ、と思っているとキヨが少し笑って声をかける。

キ「ばーか、お前はファンじゃなくて友達だから気にしなくていいんだよ。むしろ手作りしてくれたら嬉しいっつーか…」
『!え、えと…もちろん!また作るよ!』

キヨのこういう不意打ちの優しさに、胸の奥がきゅんとする。
動画とのギャップのせいか、どんどんキヨという人に惹かれているのを感じていた。

第26話→←第24話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
189人がお気に入り
設定タグ:実況者 , キヨ , 最終兵器俺達   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねこ助(プロフ) - 研磨LOVEさん» ありがとうございます!中々更新できず申し訳ありません…!亀更新ですが、頑張ります! (2018年8月15日 20時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
研磨LOVE - めっちゃ面白いです!更新、いつまでも待ってます。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 275071a833 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - ねこ助さん» 全然大丈夫ですょ!!!(*'▽'*) 気長に待ちますのでお身体には無理しなぃ程度に更新してくださぃ!( ´ ▽ ` ) (2018年4月18日 21時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ助(プロフ) - °☆*+.める.☆*+。さん» 応援ありがとうございます!まったり更新していくのでこれからもよろしくお願いします!!ヽ(*´∀`)ノ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - めちゃんこ大好きです!((唐突な告白)) 更新楽しみにしてます! (*'▽'*)頑張ってください!応援してます!!(≧∀≦) (2018年4月18日 16時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねこ助 | 作成日時:2017年6月30日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。