sweet motion (ページ26)

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ここ、どこ？
目を覚ますと私は、天井付きのベッドに寝転んでいた。
なんだろう、この冷たい感覚は。
それに、首がいつもより重たいのは気のせい？

「何っ…これ……」

首がいつもより重たく感じるのは、首に何かがつけられていたからだった。
首についている身に覚えのない鎖は、ベッドの足元のに繋がっていて。

『あれぇ？もしかしてもう起きちゃったの？』
「誰！？」
『そんな叫ばないでよ～。この麻酔、弱かったのかな』

ベッドの傍には、一人の男性が椅子に座ってこちらを見ていた。

『この部屋、防音室でもなんでもないから、静かにしてね？』
「…あなたは誰なの。ここは………」
『ここは俺の家。この部屋は君にあげるために用意したんだ～。このベッドだって超可愛くない？お姫様みたい！』
「……あなたは誰」
『え～？俺？海人だよ』
「これ、外してくれる？」
『俺がつけたんだから外すわけないじゃん。それに、Aちゃんをやーっと捕まえたのに離すわけないでしょ？Aちゃんはこれからずっと俺と一緒なんだから』

海人と名乗る男の笑みがどこか怖い。
笑ってるようで笑ってない。

「…警察に言うよ」
『そんなことしたら

どうなるか分かってる？』