戻ってきて ページ41
チャンミン「おまえが東京に行くって決めたのなら、
俺は留めない。」
分かってるよ、チャンミンはただ私を甘やかして
引き留めるような、そんな人じゃない
チャンミン「向こうで頑張るって、決心したんだろ？」
顔を覗き込むように頭を撫でてくれる
チャンミン「マンションの部屋の前で会った時、俺のこと
大好きって言ったろ？
過去形じゃなかった。
大好きだった、じゃなかったから
きっと俺たち大丈夫だって思った。」
連絡、ずっと無かったのはいつものこと
チャンミンはチャンミンなりの、確固たる自信があって
そんなことは分からない私はひとり不安に駆られていた
チャンミン「東京なら、近いじゃん。
いつでも会える。」
A「なに言ってるの、チャンミンなんか近くに居ても
連絡はないし、全然会えないのに、」
少し怒ったように吐き出した私の頬を両手に包んだ
チャンミン「そりゃあ、仕事が忙しいし
俺の性格もあるから仕方ないけど、」
A「ほら、そうやっていつも
忙しい、仕方ないって
私がどれだけ我慢してきてもチャンミンはちっとも分かってくれな、」
一気に喋る私の唇を突然キスで塞いだ
徐々に私の目が閉じていく
今までの嫌な気持ちは掻き消されるように
自然と、愛おしい気持ちが胸の中に広がっていく
やっと唇を離されると、おでこをくっ付けたままチャンミンが離れない
A「何で、そんなにも自分勝手なのよ・・・」
チャンミン「そんな俺のこと、好きだったんじゃないの？」
上から目線過ぎて呆れてくる
A「別れるつもりだったんだから・・・私。」
チャンミン「・・・・。」
A「チャンミンから離れて、目を覚ますつもりだったんだから、」
チャンミン「俺から勝手に離れていくのは自由だけど・・・」
おでこをくっ付けたまま話す、近い距離の私たち
チャンミン「ちゃんと戻ってこいよ。
俺のところに。」
変装してるからって、こんな人に見られる場所で
普段なら絶対あり得ないのに
今は、私もチャンミンも全く周りが見えてない
特に少しチャンミンがいつもと違う
キスするとき、ほんの一瞬
寂しげで、切ない表情をした
チャンミン「・・・またすぐ泣く・・」
チャンミンが抱き締めて隠してくれてるからいいじゃない
あなたはそういう人
冷酷なくらいひどいと思う時もあるけれど、
私の心を掴んで離さない
私、Ｍの気があるのかな
反動で優しくされると
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
