当たり前 ページ34
１週間経っても、お互い連絡をしようとはしなかった
転勤は１ヶ月後
明日にはもう部長に返事をしなくちゃいけない
ようやく携帯を見つめていた画面に指を落とした
Tururururu・・・・
長い長い呼び出し音
撮影中で出ないのかも知れない
ホッとしたような複雑な気持ちで電話を切ろうとしたその時、
チャンミン「・・・もしもし？」
少し騒がしい周りの声と共に、チャンミンの声がした
A「・・・今、ちょっといいかな？」
他の男の人の楽しそうな笑い声が電話越しに聞こえる
チャンミン「・・・今はちょっと、」
「チャンミン君、誰から電話ー？」
重なるように聞こえた女の人の声に、眉間に皺が寄ってしまう
周りの笑い声にもイライラする
仕事で集まっていることくらい、瞬時に頭の中では分かっているのに
何よ・・・
何なのよ・・・・
チャンミン「知り合いから電話です、
ちょっと待っててください、」
慌てて席を外そうとするチャンミンの声
チャンミン「悪い、今ドラマの打ち上げしてて・・・」
A「誰？今の女の人、」
また可愛くない自分の声
携帯を持つ手のひらが汗ばんでぎゅっと力を込める
チャンミン「ドラマのスタッフの人だよ。
大勢で飲んでて皆酔ってるから、
悪い、落ち着いたら掛け直す・・・」
ふたりにとって、大切な話をしようと電話をしたの
それなのに、
何でいつもチャンミンは
A「・・・私、」
私を見ていてくれないのよ
何で話を聞いてくれないのよ
こんな付き合いが当たり前だと、本気で思ってるの？
A「東京に転勤することに決めたから。」
いつからすれ違うようになっちゃったのかな、私たち
「忙しい」って、
便利な言葉を使えば、すべて許されるような気になっていたのはいつからかな
チャンミン「・・・決めた？もう決まったことなの？」
押し黙ったチャンミンがようやく口を開いた
A「うん、」
たった今決めたよ
もうニ度と会わなくても私たちは
きっと今までとそんなに変わらないじゃない
翌日、東京に転勤願いを出した
もうメールの既読マークを気にすることはなくなる
どこで何をしてるのか、考えて落ち込むのはもうやめよう
いつでもあなた中心に周ってた世界が
私の中で消えていくんだ
(☆恐る恐るパス開けます。リハビリ作品のような自信のないお話ですが、
どうぞ広い心で読んでやってください)
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なお(プロフ) - 愛嬌さん» お久しぶりです！読み返して頂いて嬉しいです！ (2021年7月14日 9時) (
レス) id: e3446b6b0b (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - なおさん、お帰りなさい^_^何度もお話読み返してお待ちしてました^_^ (2021年5月14日 16時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - かおさん» お久しぶりです！お元気でしたか？ほんのちょっとの復活なんですが楽しく書かせてもらっています♪最後までお付き合いお願いしまーす！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - wakaさん» 気にしてもらってるなんて嬉し過ぎる〜( *´艸｀)ありがとう！元気でやっとります！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - なおさん、お久し振りです。またお話が読めるなんて嬉しいです。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: d7c45d30ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2017年1月14日 22時
